AzCopy – 読み取りアクセス地理冗長アカウントのサポート
このポストは、4 月 6 日に Azure Storage チームが投稿した AzCopy – Support for Read Access Geo-Redundant account の翻訳です。
マイクロソフトは、AzCopy の新バージョンである V2.3 をリリースしました。こちらのインストール ファイルは aka.ms/AzCopy からダウンロードできます。新バージョンでは、新しい読み取りアクセス地理冗長ストレージ (RA-GRS) 機能が採用され、また、セカンダリ拠点の地理冗長アカウントのデータを読み取る機能をサポートしています。RA-GRS の詳細については、「Windows Azure ストレージの冗長オプションと読み取りアクセス地理冗長ストレージ」の記事を参照してください。
RA-GRS を Azure 管理ポータルで有効化すると、プライマリ エンドポイントを “myaccount.<サービス名>.core.windows.net” とした場合、セカンダリ エンドポイントは “myaccount-secondary.<サービス名>.core.windows.net” となります。
ここで、AzCopy がセカンダリ拠点の BLOB を読み込む際の例を示します (注意: セカンダリ拠点へのデータのコピーはできません)。
- RA-GRS アカウントのセカンダリ エンドポイントからローカル ディスクに BLOB をダウンロードします。
AzCopy https://myaccount-secondary.blob.core.windows.net/mynewcontainer/ d:\test\ /sourcekey:key /s
- RA-GRS アカウントのセカンダリ エンドポイントからダウンロードした BLOB をプライマリ エンドポイントにコピーします。
AzCopy https://myaccount-secondary.blob.core.windows.net/mynewcontainer/ https://myaccount.blob.core.windows.net/mybackupcontainer/ /sourcekey:key /destkey:key abc.txt
他にも、AzCopy V2.3 ではさまざまな面においてパフォーマンスが強化されました。また、Azure ストレージ クライアント ライブラリ v3.0.3 (英語) も使用できるように更新されています。
Zhiming