App Service Environment のご紹介
このポストは、4 月 29 日に投稿された Introducing App Service Environment の翻訳です。
先日、マイクロソフトは Azure App Service の Premium レベルのリリースを発表しました。これによりアプリ開発者は、追加のスケーリング オプションと Biztalk Services (Premium コネクタを含む) を利用できるようになりました。本日は、Premium サービス プラン限定の追加オプションである App Service Environment のパブリック プレビューをご紹介します。
App Service Environment では、Web Apps、Mobile Apps (英語)、API Apps (英語)、Logic Apps (英語) を含むアプリケーションすべてを安全に実行するための完全に分離された専用環境を実現できます。App Service Environment は常にリージョン仮想ネットワーク内で作成されます。これにより、サイト間接続や ExpressRoute によって接続されたエンドポイントを含む、仮想ネットワーク内のみでアクセス可能な他のエンドポイントに安全に接続できます。また、App Service Environment を上流のアプライアンス、ファイアウォール、およびネットワーク用 SaaS プロバイダーによって保護することもできます。
App Service Environment で実行されているアプリケーションでは、最大 50 のコンピューティング インスタンスを実行できる機能や、新しい P4 コンピューティング リソースなど、さらに多くのスケーリング オプションも使用できます。
App Service Environment は、Azure ポータルの [Create] メニューから簡単に利用を開始できます。
App Service Environment を作成する際に、既定の仮想ネットワークとスケール構成が設定されます。以下の例では、expenseapps という名前の App Service Environment が既定の構成で作成されました。
App Service Environment を作成したら、その中で新しいアプリケーションを簡単に構成できます。以下は、expenseapps という App Service Environment で新しいアプリ (mobile-expenseapp) を作成した場合のポータルの表示です。[Location] で選択した expenseapps という App Service Environment にアプリケーションが作成されています。
mobile-expenseapp は App Service Environment 内で実行されているため、そこから同じ仮想ネットワークに接続された社内リソースにアクセスできるようになります。このアプリは、アップストリーム サービスおよびファイアウォールからのアクセスのみを許可して保護することもできます。
使用を開始するには
App Service Environments のプレビュー版は本日から利用可能です。App Service Environment のオプションは Azure App Service の Premium レベルに含まれており、Premium レベルの料金は、期間限定で既存の Standard レベルと同じ金額でご利用いただけます。ご利用開始にあたり、App Service Environment の概要 (英語) および App Service Environment の作成方法 (英語) をご参照ください。
関連情報
App Service Environment の作成と操作や、App Service Environment でのネットワーク通信の保護の詳細については、以下のドキュメントで App Service Environment について参照してください。