メディア アセットのライフサイクルの監査 – パート 3
このポストは、8 月 13 日に投稿した Auditing Media Assets Lifecycle – Part 3 の翻訳です。
パート 1 とパート 2 では、メディア アセットが作成/削除された日時や、メディアを処理する VM にコピーされた日時を記録したアセット監査レポートの作成を中心に取り上げました。このパート 3 では、個々のファイルがアセットに追加された日時を記録してレポートをより充実させる方法について説明します。嬉しいことに、まったくコードを記述せずに達成できます。
Storage のアセット ファイル
アセット ファイルは Storage のアセット コンテナーに BLOB として保存されます。パート 1 で説明したように、アセット コンテナーの名前は “asset-” で始まります。これを利用して、アセットとアセット ファイルのデータを Excel の Power Query を使用して Excel にインポートします。Excel の Power Query を使用したことがない場合は、「Microsoft Power Query for Excel のダウンロード (英語)」から入手できます。インストールして Excel を起動すると、[POWER QUERY] というタブが表示されます。このタブをクリックし、[From Other Sources] ボタンをクリックすると、[From Windows Azure Blob Storage] というメニュー項目が表示されます (下のスクリーンショットを参照)。
このメニュー項目をクリックし、(Media Services アカウントに関連付けられている) ストレージ アカウント名を入力して [OK] をクリックします。次の画面でアカウント キーを入力し [OK] をクリックします。右側に [Navigator] ウィンドウが表示されます (下のスクリーンショットを参照)。
[Navigator] ウィンドウのストレージ アカウント名を右クリックし、[Edit] をクリックします。別のウィンドウが開き、すべてのコンテナーが一覧表示されます (下を参照)。
[Name] 列の横にあるドロップダウン ボタンをクリックして、[Text Filters]、[Begins With...] の順にクリックします (下を参照)。
[begins with] に「asset-」と入力し [OK] をクリックします (下を参照)。
これで、表にアセット コンテナーのみが読み込まれます。[Data] 列の横にあるボタンをクリックし [OK] をクリックすると、コンテナーのすべての BLOB に関するデータが表示されます。[Data.Attributes] 列の横にあるボタンをクリックし [OK] をクリックすると、下のように表示されます。
ここで [Apply & Close] をクリックすると、全データが Excel ワークシートに読み込まれます。ピボット テーブルにデータを読み込むと次のようなビューが生成されます。
これで、アセットのすべてのファイルと、各ファイルの最終更新日時のタイムスタンプを確認できます。
考慮すべき点
次の点に注意してください。
- 上記の方法では、アセット ファイルが削除された日時は取得できないので、Storage ログから DeleteBlob 操作を検索します。パート 1 で使用したサンプル コードに手を加えて、DeleteBlob 操作を検索し、AssetAudit テーブルにエントリを追加するようにします。
- 多くのアセット ファイルで最終更新日時のタイムスタンプが同じになっている可能性があるので、LastModified タイムスタンプを RowKey としてアセット ファイルのエントリを AssetAudit テーブルに記録する場合は注意してください。