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TFSの極意 vol.9 | Excel を活用したプロジェクト計画ツール(動画解説)

Team Foundation Server(以下、TFS)は、ソフトウェア開発プロジェクトで必要となるリソースを包括的に一元化できる開発インフラとなるシステムです。

もちろん、プロジェクト管理にも活用できるわけですが、TFS だけでなく、インターフェイスとして実績のあるツールを活用することができます。

たとえば、Microsoft Project。Project に慣れているならば、Project を使ってガントチャートを作成し、TFS にタスクとして同期させることもできます。こうすると、プロジェクト管理者は、Microsoft Project で、開発者は、TFS のタスクを自分の ToDo リストとして閲覧しながら、作業進捗をインプットしつつ、ソースコードをチェックインし、関連付ける・・・ということが容易にできるわけです。

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さて、本題ですが、世界中でもっとも活用されている開発管理のツールは、Microsoft Excel だという調査結果があります。みなさんも、きっとなんらかのシーンで Excel を活用しているのではないでしょうか?
# Excel 方眼紙という日本文化もありますね

TFS は、Excel のインターフェイスもあります。こちらでみなさんのチームで定常的に使われているのと同じレイアウトでかつ、TFS にデータを蓄積させるということができます。

TFS 2010 では、さらにこの Excel インターフェイスを活用し、アジャイル計画が行えるツール(Workbook)が提供されています。MSF for Agile Software Development v5.0 には、スクラムをベースとしたアジャイルな開発を行うための計画ツールが用意されているのですが、Excel を使いこれらを行うことができます。

Excel というと「一覧表示」がしやすいということはみなさんご想像のとおりです。ですが、忘れてはおりませんか?Excel は、表計算ツールです(忘れていないですねw)。

TFS で保管しているプロジェクトの情報を Excel に吸出し、必要な計算を行い、グラフを出力し、意思決定に役立てる・・・なんて本当はやりたいはずです。

Excel だけで管理していると、Excel ファイルの亜種、派生による分散化の課題、プロジェクト管理者と開発チームによる同時更新の課題などがありますが、TFS でリソースを一元管理しておき、Excel は、そのデータを表現するために注力したらどうでしょう?多くの課題を解決しつつ、やりたいことができるはずです。

当然、表示だけではなく、TFS に反映することだってできます。ここで一つシナリオを提示しましょうか。

  1. プロジェクトの現状を Excel にて一覧表示する
  2. プロジェクトの進捗、人員リソースの状況を確認する
  3. 問題個所を見つけ出し、リソース配置やスケジュールの調整を行う
  4. 対応策を決定し、チームに伝達する

これは、Excel 上で行えたとしたらいいですよね?

特に、リソースの配置やスケジュール調整をまずは、Excel 上でシミュレートし、いい感じの計画ができたら、チームに伝達なんてしたいですよね?

ということで、これらを行っている様子を収録しましたので、公開いたします(音声なし):

Get Microsoft Silverlight

こちらは、ダウンロードいただくこともできますので、有用でしたら、職場やコミュニティでの勉強会などでご利用ください。

長沢