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Team Foundation Server の特徴を4分動画で。

元々、とある方よりリクエストをいただき、普段使っているプレゼンテーションのネタを再構成して、動画にしてみました。

詳細には触れていませんが、こちらで4分で、Team Foundation Server (TFS) どういった分野をカバーし、どういう効果を得ることができるのかの ★さわり★ を示しています。

TFS の大きな特徴は、開発リソースを一つのリポジトリで、一元管理できること、それにともない、TFS のリポジトリに接続すれば、その人(開発者、管理者、テスト担当者、その他)のほしい、正しい、リアルタイムな情報が手に入る構成になっていることです。

よくある開発の風景とは、モノ(開発リソースの種類。たとえば、バグやソースコード、タスクやテストケース、要求などです)ごとに管理され、モノごとに専用ツールがある形なため、モノに合わせて、ツールとリポジトリを行き来しながら、一つの仕事をこなしていきます。

たとえば、バグを改修する作業を開発者が行うとしましょう。その際、開発者は、まず Excel や BTS で管理、提供されているバグ一覧を見ることになります。自分がアサインされているバグもしくは、トリアージされたバグを見つけ、それを対応しようとします。バグの詳細は、 Excel や BTS では細部にわたって表現されていないケースが多く、たいていは、それらに記載されているリンクなどをたどり、テスト結果やログ情報、スクリーンショットにもアクセスします。

そして、ようやく、バグを改修すべきソースコードをバージョン管理ツールやソフトウェア構成管理ツールから取得することになります。

ここからは、通常のバグ改修作業となります。終わったら、チェックイン(コミット)するわけで、この際には、Excel や BTS で管理している ID を入力しておくとよいでしょう。

そして、Excel や BTS のステータスを変更し、適切なコメントも入力します。

さてさてこれで完了・・・とはいきませんね。ビルドして、テスト環境にデプロイしないとテスト担当者はテストできません。そこまでをいち開発者が担うべきかは、また異なりますが、最近は、行う傾向が強いです。少なくとも継続インテグレーションのように、統合したソースコードをビルドし、テストも行うことが望ましいケースが多くなっています。なので、ビルドもやりましょう。結果として、ビルド成果物とそれを生成するために作成した祖0巣コード群にはラベル(タグ)がつけられるので、それも記録していくことになります。

で、テスト環境にデプロイするとテスト担当者に引き渡せたことになります。

長いですね。大変ですね。

このステップなんとかならないでしょうか???いやですよね。本来のクリエイティブな仕事じゃないですから(でも非常に大切なことです)。

TFS はこれを非常に簡素(シンプル)に行えるようにしてくれます。それこそ、いろいろなツールを開き、行き来をし、つながらない情報を手入力したり・・・そういった本業と少し違うけど大切なところを省力化、効率化してくれます。

管理者は、Excel からバグの正しい情報を確認し、システムの品質と進捗も Excel 見ているだけでわかるようになります。開発者は、Excel などは一切開かずに、Visual Studio や Eclipse からバグの情報も確認し、ソースコードも取得、改修し、チェックイン(コミット)するときには、バグの情報を関連付けすることができるようになります。バグの詳細情報も、Test Manager を使ってテスト担当者が行ったテスト結果は、バグ票にテストステップごとの合否、システム情報やテスト担当者が実際に行った操作ログとビデオキャプチャー、テスト対象のビルドとテスト環境が自動登録されているので、他のシステムから取得することもなく、テスト担当者にいちいち確認することもなく(いわゆるバグ ピンポンです♪)、本業に専念できることになります。

テスト担当者も、自分が起票したバグが今、対応している最中なのか、テスト対象としてデプロイ済みなのか、はたまた放置されているのかをテストの視点から追跡ができます。

こういった環境を得るには、TFS がうってつけなわけです。

よくこういうお話をさせていただくと、「一度に全部は難しい」と言われることがあります。でも実際の開発現場では、上述したような複雑なことを日々こなしているのですよね。ただあまり深く気にしていないだけだったり、あきらめてしまっていたり。

今やっている作業のフローをぜひ思い返してみてください。上述のようなことをしているはずです。そして、私が書き留めたように書き留めると結構うんざりしてくることでしょう(笑)。

そのうんざりすることがすっきりしたら気持ち良くないですか?

より良い開発、チームの能力を本当の意味で活かした開発は、その先にあります。

 

ながさわ