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PDC09 二日目: 基調講演、そして IT'S ALL DATA 再び

ロスで開催されている PDC09 二日目でした。この日も、基調講演があり、主にクライアント テクノロジーのいろいろな発表がなされました。

Windows 7 については、非常によいスタートを切り、その安堵と余裕か、コミカルな演出のビデオを上映するなど、勢いを感じることができました。

出囃子が、ウルトラセブンの曲だったのですが・・・日本人大うけ!、他の国の方々はポカーンといったところが印象的でした(^^;

そして衝撃の発表は、Internet EXplorer 9 の開発状況およびデモ、さらに、Silverlight 4 (これがまたものすごい!もうこれで Silverlight に絞ってもいいのではないか、もうこれはクライアントサイドの究極のプラットフォームではないかという・・・)の発表と、Beta の公開もアナウンスがありました。

というところですが、基調講演については、やはり、ライブ ストリーミングにて視聴いただいた Publickey さんの記事がまとまっています:

[速報]Internet Explorer 9初披露、HTML5対応、DirectXで描画。Silverlight 4は今日からβ公開

ということで、例によって多くは語らずで。

★ ★ ★ ★ ★

私が二日目に参加したセッションは、以下です:

    • Building Data-Driven Applications Using Microsoft Project Code Name “Quadrant” and Microsoft Project Code Name “M”
    • Microsoft Project Code Name “M”: The Data and Modeling Language
    • The ‘M’-Based System.Identity Model for Accessing Directory Services
    • ADO.NET Data Services: What’s New with the RESTful Data Services Framework
    • Microsoft AJAX Library, jQuery, and Microsoft Visual Studio 2010
    • Extending the Microsoft Visual Studio 2010 Code Editor to Visualize Runtime Inteligence

この日も、SQL Server Modeling (a.k.a. “Oslo”) のセッションを2つ選択、そして、Entity Framework とデータにまつわるセッションが中心に自然となってしまいました(^^;

初日の基調講演にも登場した、Doug のセッションとランチセッションですが、再び Don Box という非常に、勢いと楽しさ、そして裏には確かな技術と経験をもったエンジニアの講演は本当にいろいろな意味で励みになります。

さて、内容としては、

    • ”M”: An Open data language
    • “Quadrant”: a Developer tool for SQL Server

という定義がなされていたのが印象的です。Building Data-Driven Applications ~ では、冒頭に、2007、 2008、 2009 の “Oslo” の変遷を解説してからセッション内容に入っていきましたが、当初の構想をより畳んで、着地可能なところに落ち着かせている印象が強くでてきます。着地点が最終的なものなのか、2008年時の Modeling Platform へむけて一端、地に足をつけて大きくジャンプするためのものなのかは、今後の動向をウォッチする必要があるのではないかと感じました。

“Quadrant” も上述の位置づけにてロックオンされたため、開発者にとって扱いやすいツールになってきています。直接 Repository だけではなく、データベースに接続したり、”M” をコーディングするための Intellipad 機能も包含され、”M” の記述を行うだけではなく、モデルでの条件抽出などでも “M” の書式を使うことができるようになっています。そして、データベースのドロップも行えます。これは、SQL Server だけでなく、SQL Azure にも対応するようです。デモではそんなことも行っていましたが、私が少し確認した限りでは、SQL Server Modeling CTP Nov. 2009 の “Quadrant” には、SQL Azure 対応は含まれていないようです。

開発者のためと位置付けていますが、問題は、どういう開発者のためのものなのか?それはどういう状況で活用するとよいのか?がまだ明確ではないところだと感じました。データに関連した技術、方式はバリエーションがあるため、どれを使うべきかというキメの問題が生じます。

初日、二日目とおさらいしても “Dallas” などもあり、データの扱いは今後も鍵を握る一つになると思いますので、データアクセス技術としてだけでなく、開発者として、アーキテクトとして、IT システムとして、業務としてデータとどう付き合っていくべきかは、真剣に議論する必要があるのかなと感じました。

そうそう、デモでは、Twitter に #sqlmodeling のハッシュタグをつけたつぶやきの一覧を “Quadrant” に表示するとのも行われたのですが、見事に私のつぶやきも表示されました。

おそらく唯一のマルチバイト文字のつぶやきなわけですが、しっかりと文字化けせず表示されております(当然と言えば当然ですが):

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掲載されたつぶやきは、https://twitter.com/tomohn/status/5834887291 です。つぶやいた通り、初日のレポートも紹介した IT'S ALL DATA の T シャツをスピーカーの Doug が参加者に投げてプレゼントをするところからスタートしたセッションでした(^^) 日本ではできないですね、これ (^^;

さて、最終日である三日目ですが(これを書いているのは三日目の朝5:00です。気合い入れて早起きしてます♪)、この日は、”Oslo” まわりは、Repository (SQL Server Modeling Services) のセッション以外は、Visual Studio 2010 のアジャイル開発、テスティング関連のセッションに参加する予定です。

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ながさわ