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PDC09 最終日: Agile, Lifecycle そして Modeling Platform 再び

今年は、3日間の会期(プレ除く)のため、本日が最終日でした。この日は、基調講演がないため、朝いちばん(8:30)からセッション三昧でした。

私が参加したセッションは、以下です:

    • Web Deployment Painkillers: Microsoft Visual Studio 2010 and MS Deploy
    • A Lap Around Microsoft Visual Studio and Team Foundation Server 2010
    • SQL Server Modeling Services: Using Metadata to Drive Application Design, Development and Management
    • Scrum in the Enterprise and Process Customization with Microsoft Visual Studio 2010
    • Automating “Done Done” in the Team Workflow with Microsoft Visual Studio Ultimate and Team Foundation Server 2010

タイトルにも書いたように、この最終日は、開発プロセス関連のセッションが集中していました。残念ながら、同じ時間に被っていたりですべてをカバーしきれませんでしたが、そこは、帰国後にキャッチアップします。

すべてのセッションに共通しているのは、キーワードとしては、自動化/自働化、省力化、そして Team Foundation Server です。

今までと同じ開発のやり方でも自動化、省力化することで、ツールを活かすことで生産性やコスト削減につなげることができます。しかし、それ以上に、いままのやり方をふりかえり、改めて考えて、それに合わせてツールを活用することで、今まで想像もできなかったような大きな生産性、コスト削減が見えてきます。

それを可能にするベースが、Team Foundation Server に詰まっていることが、これらのセッションをすべていると見えてきます。

また、”Oslo” についても、非常にうれしい、大きな収穫がありました!先日までのレポートにて、IT's ALL DATA というメッセージをご紹介し、SQL Server Modeling (a.k.a. “Oslo”) がデータのためのツールという位置づけに着地しつつあることをお伝えしましたが、本日は、”Repository” のセッションがありました。

“Repository” は、現在、SQL Server Modeling Services という名称です。SQL Server 上で実現する Modeling Services と考えるとわかりやすいです。ここで私なりに解釈すると、冠に SQL Server と書いてあるだけで、やりたいことは、Modeling Services であると言えます。言い換えると、Codename に戻りますが、Repository を構築し、提供したいわけです。

このセッションでは、今まで(2008 ”Oslo”)とまったく同じメッセージでした。すなわち、SQL Server のためのモデリングやモデリングツールに着地したわけでもなさそうだということが見えてきました。

詳細は、またおいおいにと思いますが、Repository に Team Foundation Server のリポジトリも搭載されたデモは圧巻です。昨年までコンセプト先行だったものが、一気に具体的な例で示されています。私が試した限りでは、このデモを PDC09 に合わせて公開された SQL Server Modeling CTP Nov. 2009 では試すことができません。ですが、ヒントを。。。この CTP で提供される Repository の中身をどうか、”Quadrant” でのぞいてみてください。System.Runtime, System.Identity, Microsoft.Uml2 などが見れるでしょう。

さて、Web のデプロイメントも昨年の PDC08 以上に、進化がなされています。DBのデプロイや Web パッケージの機能など、ワンクリック デプロイに活用できる機能や仕組みが多く含まれています。これと Lab Management を組み合わせると・・・仮想化環境を活用し、必要に応じて環境が自動で構築できてしまいます。

想像してみてください。テスト環境を毎回ビルドのたびに構築するコストとリスクを。それを一気に引き受けくれる仕組みの提供は、個人の開発生産性というある意味小さな視野では図ることのできない大きな価値が見え隠れしてきます。どうか、小手先の便利さや機能にフォーカスするのではなく、皆さんの開発業務、ソフトウェアのライフサイクル全体を見て、カイゼンを考えていただければ、なぜ Visual Stuido Ultimate なのか、Team Foundation Server なのかが見えてくるでしょう。

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さて、今は午前1時半。明日の朝の便で日本へ帰国します。

ながさわ (@tomohn)