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SDLC=MSF+VSTS

ソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC:Software Development Life Cycle)を,ITシステム開発やソフトウェア開発のプランニングから,実際に配置,運用に至るまでの過程と定義すると,このSDLCを実際に管理するためのメタモデルとなるのがMSFであり,実践するためのツールセットがVSTSということになります.

VSTSではMSFのガイドに従ってプロジェクトを進めるためにプロセステンプレートを準備しています.

  • MSF for Agile
  • MSF for CMMI Process Improvement

MSF for Agile は中小規模のチームでAgile開発を実践するためのプロセスガイダンスであり,MSF for CMMI はCMMI(Capability Maturity Model Integration)を実践するためのプロセスガイダンスです.

NOTE: CMMIはプロセス改善のためのフレームワークであり,MSF for CMMI が定義する CMMI は Level 3(定義済みレベル:組織は定義済みのソフトウェアプロセスを使用し,ソフトウェアの品質が追跡されている)となっています.

どちらの MSF も反復的でアジャイルなアプローチを取っていますが,CMMIのプロセステンプレートに従って開発を進めることで SEI の CMMI Lv3 の要件を満たすことが出来,Lv4,Lv5へもスムーズに移行できます.特にこのテンプレートは構造化が必要な大規模チーム向けに作られています.

まずは MSF for Agile から見ていこうと思います.

https://msdn.microsoft.com/vstudio/teamsystem/msf/default.aspx
https://www.sei.cmu.edu/cmmi/translations/japanese/models/