【TFセミナー】 今年 何か新しいことしてみたい人にオススメ!!
前にも書きましたが、2010年こそなんか新しいことしてみたい。。。そういう方にオススメしたいのが TF セミナーのライトニングトークです。最近あまりやらないのですが、同僚の高添も今日書いてるみたいなんで引用します。
2/12(金) MSのセミナーで5分だけ話しをしてみませんか?
https://blogs.technet.com/osamut/archive/2010/01/28/3308785.aspx
ちょっと今日は少し踏み込んで書いてみましょうか。。。
高添も自分のことを最近晒して色々書いているようですが、私もやってみましょう。
私もスピーチとか人前で何かすることがすごく苦手な人間でした。中学生のころ講堂でスピーチをする機会があったのですが、その時は原稿を片手に読みながら顔を赤らめてしどろもどろだったこともありました。ただ、高添よりも早く 私は転機が来たようです。
実は周りでは知っている人が多いですが、私は歌うのが好きです。古くは中学校の合唱コンクールで喉をつぶしてしまったこともありますし、大学の時にサークルの関係で日比谷の野音のステージにも立ったこともある幸運に恵まれました。サークルの大きな会合レベルで有料ではありませんでしたけど。。。普段もカラオケ大好きです。なので私の人前で何かをする転機は野音かもしれませんね。ステージ上で歌うことはステージ上でセミナーをすることよりも緊張します。でも一方でシナリオ(歌詞)があるので台本が無いドラマでもありません。なので、ある意味ではセミナーの方が難しい部分も多いです。PCが固まるとか、マウスが固まるとか 臨機応変さが必要なことがなぜかセミナー本番は多いですからね。人間 苦手なものを克服するのは色々なパターンがあるとは思うので一概には言えないのは理解していますが、ちょっとしたきっかけなのは同じかもしれません。
赤面症とまではいかないけど、とにかく人前で顔が赤くなってしまっていたころの自分を思い出してどういう心境だったのかを今であれば、まあ年をとったというのもありますが、冷静に分析できます。
アメリカの方がすごくスピーチとか発表ものが得意そうに感じたことはありませんか?私はそういう風に感じていましたし、今でもその延長である Debate (討論の意)の上手さについていけていない自分を磨かなければと常に思っています。Debate って要求スキルの塊なんですもの。話を戻すと、実際にアメリカの方は発表とか自分の意見を言うことがすごく上手なのは、私見ですが事実じゃないかと思うんです。これは初等教育の段階から先生がすごくほめ上手、優先順位としてそういうことをうまくやれることに基準を結構置いていた気がします。物事をはっきりと言えることについてもそういう土壌から生まれているし、Debateに関しては有名なビジネススクールのカリキュラムが代表しているようにそういう訓練の積み重ねだと思います。
さて、スピーチの方にさらに戻すと、日本人の美徳としてなんですごく緊張してしまうのか、自分がそうだったときにどういう心境だったのか考えてみます。一番思いつくのはやっぱり「うまくできるだろうか?」「失敗したらどうしようか?」「あれは大丈夫だろうか?」「シナリオをちゃんと覚えているだろうか?」そんなところですかね。日本では「完璧にやること」が美徳なんだと思います。これがスピーチや人前で話すことの障害になっているのかなと。
日本の教育では訓練、訓練、反復練習、反復練習と教わってきました。9回裏フルカウントで最高の球を投げるには普段の練習がものをいうとか、土俵際の踏ん張りは普段の稽古の量に比例するとか、そういう先人の文章やコメントを多く目にされてきたと思います。実際にこれは本番での緊張を良い方向に推移させ、自分の実力を本番で出せるようにするもっとも大事な王道を説いたものです。だから大事ですし、すごくいいスピーチをする人は感性だけでなく、エジソンのような努力をしているものなのです。エバンジェリストを見ていても最高の話をする人は練習量も(人には見せていないかもしれないけど)半端じゃないと思います。本人は大変と感じなくなっているかもしれませんけどね。職業柄というかある種の矜持がここに存在すると思います。
しかし、例えばスピーチにしても心がけな部分って結構あるんだと思います。つまり、「この程度できれば良い」というレベル感があって、いつもベストを出すなんてことは いつも最高の刺身が引けるとか一番いい天ぷらの揚げ方ができるというのに似たところがあって、毎日勝負のプロの板前さんにしたって実際にはバラつきがあるはずなんです。そのバラつき感が見えないレベルが高い人が名人と呼ばれるプロなんだと私は考えます。みんながみんなアメリカ大統領のスピーチレベルを、しかもいつも要求されているわけではないんです。むしろ大事なのはその場のコンテキストというか何をその場で達成できればいいか、Good・Better・Best のシナリオを考えておいて Best でできればいいけど最低でも Good はクリアしようという心のゆとりなのかなぁと最近考えるようになりました。
「仕事でやっているからエバンジェリストの人はそういうけどさ...」というコメントを結構聞きました。確かにそうだと思いますけど、単に訓練量が違うだけで、その場のコンテキストで必要なレベルは話す時間にもよるし、内容にもよると思います。人前で話せることは一見特殊な技能ととらえがちですが、それができるようになることで他のコミュニケーションもうまくなります。会議室でお客様と話すシチュエーションなんかにも生きます。
こうした感覚で一歩踏んでみようと思った方はぜひ冒頭でもご紹介している TF セミナーのライトニングトークで登壇をしてみませんか?5分話す、しかも筋書きがあるドラマを皆さんもぜひ書いて、会場の人に共有してみてください。なんか新しい世界が拓けるのは間違いないと思います。そりゃ中には上手い人もいます。でも自分の設定したコンテキスト(Good・Better・Best シナリオ)をちゃんとこなせれば、結果はついてきます。会場の人もそういうニュアンスにすごく共感してくださる方が多いというのをスタッフで会場を見ている立場としては見てきました。
応募サイト
https://www.microsoft.com/japan/powerpro/community/LT/default.mspx
職業としてしゃべることをやっているエバンジェリストが何人も会場にいるケースが TF セミナーの場合、結構あります。懇親会もありますしね。ITとかテクノロジーの話題で話すことも多いんですが、今までそんなに無いんですけれども人前で話す時にとか、デモをする時にどういうポイントを気をつけているかとか本当に気軽に聞いてください。みんなちゃんと答えると思いますよ。もし答えない奴がいたら おいおいっ ってつっこんでください。今までそういう会話をして実際に登壇された方も増えてきましたのでぜひ。
私の近辺のチームは 開発者の方を含む広く IT 技術者の方の潜在能力をフルに発揮いただけるお手伝いをすることを一生懸命考えています。会社全体としては主語が「お客様の」なんですけどね。Tech Fielders の活動もそういう背景と気持ちでやっていますので賛同いただける方はぜひ一緒に楽しいことをしましょう。心よりお待ちしております。(^O^)
いやぁ やっぱりしゃべるのはなぁ 書くならいいけど という方にはコラムというのも用意しているのでそっちでの参加も大歓迎ですからね。
Tech Fielders コラム
https://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/column.mspx
話すのも書くのもどういうのだったらいいのかという点で心配だったらお手数ですが、一度 どれかの TF セミナーにご参加いただいて実際にスタッフに聞いてみてください。正直 今のコラムはレベルが高いものが多いですが、もっと裾野を広げたいと思っています。さすがに Twitter ほど短いもの集めることはしないと思うんですけどね。