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【仮想】Hyper-V Serverを使ったこんな環境を作りたい(2)

それでは Step (2) です。


(02) Hyper-V Server の基礎設定とリモート管理設定 (sconfig)

Hyper-V Server 起動時に sconfig.cmd が二つ目のウィンドウとして開いている状態になっているはずです。

sconfig

Tips
Server Core 形態や Hyper-V Server でもマウスは接続されて認識されれば使えます。
下記の手順ではキーでやる方法を書いているので、マウスでクリックしても同じですので。
ネットワークの設定なども行うのでインターネットに接続されている状態で下記は行う想定です。

・コンピューター名の変更
メニュー 2) を実行します。(2を入力して Enter キーを押します。)
新しいコンピューター名を入力して Enter キーを押します。
再起動を要求されますので Y を押すか、はい が選ばれた状態で Enter キーを押します。

・ログオンする
Ctrl+Alt+Del を押してログオン画面を出します。
Step (1) で設定したパスワードを入力し、Enterキーを押します。
※起動した sconfig 画面で コンピュータ名が変わっているはずです。

・ローカル管理者を追加する
以降の手順の中で Hyper-V リモート管理ツールをどのアカウントで使うかに関連しているので Administrator を使用する場合にはこの手順は不要なんですが、お薦めは作っておくことです。
メニュー 3) を実行します。(3を入力して Enter キーを押します。)
hyperv というアカウントを作りましょう。hypervと入力して Enter キーを押します。
パスワードを要求されるので2回入力します。(各 入力後に Enter キー)
コマンドは正常に終了しました。と表示されるので Enter キーを押します。

・リモート管理を構成する
Hyper-V リモート管理ツールは MMCベースなので MMC リモート管理を有効にします。
メニュー 4) を実行します。(4を入力して Enter キーを押します。)
ここはサブメニューが表示されるので メニュー 1) を実行します。(1を入力して Enter キーを押します。)
リモート管理が許可された旨のメッセージが表示されるので Enter キーを押します。
メニュー 5) を実行してメインメニューに戻ります。

・更新プログラム適用設定をする
Windows Update が自動で行われるようにするかは選択してください。ここの手順では手動更新を想定してメニュー 5) は実行せずにメニュー 6) だけ行います。
メニュー 6) を実行します。(6を入力して Enter キーを押します。)
A を実行してすべての更新プログラムを検索します。
ここでは全部インストールする想定をしますので A を実行します。
再起動を要求されるので Y を押して再起動します。
起動してきたら Administrator で再度ログオンします。

以上で Hyper-V Server の基本設定は終了です。

メモ

sconfig.cmd によって飛躍的に設定がしやすくなりました。ネットワークの設定や日付・時刻の設定なども可能です。それ以外のことを実施したい場合(例:ライセンス認証 は slmgr –ato とか)には sconfig から抜けてコマンドプロンプトで実行する必要があります。

ライセンス認証だけは書いておきましょう。

メニュー 15) で抜けたあと、Exit でウィンドウを閉じましょう。
slmgr /? でヘルプを見ておきましょう。4つ連続してダイアログが表示されます。
通常 /ipk でキーをセットして、/ato で認証をします。
詳細を見たい時は slmgr /dlv を実行します。これやってみましょう。
残り時間が100年以上になってますね。そっかー Hyper-V Server だから無償だったぁ
ということでおあとがよろしいところで Step(2) も終了します。