新年おめでとうございます!
昨年は皆様に大変お世話になりました。本年もよろしくお願い申し上げます。
これを読んでいる皆様にとって最高の一年でありますように!
さて、2011 年ということでマイクロソフトで 12 回目の正月を迎えた私が書くとすれば今年のテクノロジーの動向と私の想いということになりますかね、やはり。私にとっての本丸なので Web からみですけど。
様々なデバイスが登場している中、Web と一言で言うとなんでも HTTP 通信しているような状況を考えると広義では全部 Web を使っているような状況ですよね。例えば運用管理系のようなアプリ開発と関係なさそうなツールにしたって Web サービスを使っていれば底では使っているわけです。ここでは狭義の方でいきましょう。
思い切り私のストライクゾーンはやっぱり WebMatrix。私のチームは今年何かあると「WebMatrix。」と言っているでしょう。Access での画面作りとその背後の VB ベースの開発を初めてみた時と同じような感触を最初受けたこのツール、しかし開発ツールではないんですよね、Intellisense もデバッガーも V1 にはついてなさそうだし。色々考えてみたんですが、SharePoint Designerになってしまった FrontPage にあるエディターやエクスプローラーをより実際の Web 環境(ホスティング使ったりをちゃんと意識した)に適合した、一連の流れをこなす初心者向け製品と言う方がわかりやすいかもしれませんね。
IIS な私が着目しているのはやはり IIS Developer Express です。軽量な Web 開発の多くは Windows XP で行われている比率が高く、それらは次第に Windows 7 になっていって欲しいですが、とにかく XP の利用者がすごく多いわけです。特に PHP や HTML を触っている人の中ではほかの OS と比較すると圧倒的に多いようです。マイクロソフトは Home Edition に Web サーバーである IIS を載せなかったんですよね。そしたら Apache 入れたらそのまま開発できちゃったわけですし、量販店や通販で購入したこれらの XP の多くは当然 Home Edition だったわけです。
IIS は OS とバージョンが 1 対 1 の関係にずっとあったわけで、OS を新しくしないと最新のセキュアで色々な素晴らしい機能を搭載した IIS を使えなかったわけです。しかし 今年製品版が登場する IIS Developer Express は運用向きでは当然ありませんが、IIS7.5 ベースであり、Windows Server 2008 R2、Windows 7、それからアップグレードされたイメージを使用している Windows Azure で動作しているのとコアと部品は同じものが使えるようになるわけです。WebMatrix のパッケージは IIS Developer Express を含んでいるのでまぁ 色々なことができそうなのは想像しやすいでしょう。
IIS Developer Express は見た目も操作もある意味 Personal Web Server に似ています。あの Windows 95 のタスクトレイに収まっていて、Windows のサービスになっていなかったやつです。この IIS Developer Express も同じ動きをします。凄い軽量で、とても面白い奴に仕上がっていますのでぜひ一度お試しいただければと思っています。
WebMatrix や IIS Developer Express は Web Platform Installer(Web PI:うぇぶ・ぴー・あい)でインストールできますが、ぴー・あいにはバージョンがあり、バージョン3.0が WebMartrix 対応のバージョンです。製品は 1月の中旬に登場する*予定*なので、楽しみにしていただきたいです。あんだけの単機能ながら色々できる製品が無償ですから使えるシチュエーションでは使わない手はないですね。ただ、うぇぶ・ぴー・あいも含め、みーんな .NET Framework で動作していますので環境には .NET Framework が必要になりますので注意。
さて、今年も恒例の明治神宮に顔を出してお参りしてきました。
30分前の参道と御社殿前はこんな感じでした。少しだけ待ちましたけどスムーズに抜けられました。
何を願ったかは秘密です。(*^_^*)
さあ また一年、しっかりと最新の技術動向を発信できるように頑張っていきます!