Configuration Manager 2007 環境の分析・解析・安定化をお手伝いしますっ!!
何を偉そうに… なんて言わないで下さい (笑)
5月の頭から6月の終わりまで、国内外、毎週違うところに出没すると言う、妙にハード スケジュールでしたロバートです。
どれだけハードなスケジュールだったかって?
移動時間25時間 (アトランタ経由)
アメリカ (テキサス) x6日間
移動時間27時間 (アトランタ経由)
日本滞在 13 時間
移動時間18時間 (アムステルダム経由)
イギリス (ロンドン郊外) x7日間
移動時間23時間 (アムステルダム経由)
東京 x8日間
移動時間2時間
長野 x5日間
移動時間2時間
東京 x9日間
移動時間23時間 (デトロイト経由)
カナダ (トロント) x9日間
移動時間26時間 (デトロイト経由) ― 幸いここでビジネスに無料アップグレード♪
東京 x2日間
移動時間14時間
イギリス (ロンドン郊外) x7日間
現在、ロンドンのヒースロー空港で待機中…
偉い人たちって、世界を股にかけて仕事するのは分かるけど…ビジネス クラスで飛ばないとやってられないってのが、本当にすごくよく分かる2ヶ月間でしたよ。マジで。
※ 念のために勘違いのないように…決して僕が偉くなった訳ではなく、それを体感するようなスケジュールで飛び回ったと言うだけのことです。はい。
あ… それで本題ですよね w
久しぶりなエントリーでは、 Configuration Manager 2007 の Risk Assessment Program について、チョットだけ説明します。System Center 2012 Configuration Manager じゃないのかって? えぇ、違いますけど。だって、どうせまだ System Center 2012 Configuration Manager の環境展開してないでしょ? その環境の診断は、もう少し後でしましょうよ (笑) ― 準備はチャントしています。でも、まだ提供できる状態にないだけです。すみません。
<注: Risk Assessment Program は、Microsoft Premier Support 契約があるお客様にしか提供することができません>
Risk Assessment Program (RAP) は、マイクロソフトの様々なテクノロジ用に準備されています。
そして、本来であれば去年から提供する予定だった Configuration Manager 用の RAP ですが、5月からやっと正式にサービスとして提供できるようになりました。
RAP で何をするかと簡単に言うと、現在展開している環境を診断するサービスです。
- 各機能の設定
- バックエンドの SQL Server の設定
- 各サーバー (サイト サーバー、コンポーネント サーバー) の評価
- クライアントが報告する情報の分析
- など
確認する枠は大きく5-6個しかありませんが、各枠内に結構な数の確認項目があります。
また、取得した情報を分析し、現在の環境内の問題や、今後問題となりえる箇所を約3000の条件に対して評価します。
環境の「評価」と言っても、指標値に対する評価をツールで先ず行いますが…あくまで評価対象の閾値は Best Practice からできあがっているものでしかありません。基本の閾値としては良いものではありますが…
実際、お客様の環境において評価の結果が 『いやいや、この環境でなら大丈夫ですよ』 だとか 『これは本格的にヤバイですね』 かと言う判断は、お客様と会話した上で僕が判断しなければならないんですよ… ええ、僕が。
なので、実はこの Risk Assessment Program の実施と言うのは、お客様と僕の間のコミュニケーションが非常に重要なんです。
そうすることで、お客様をもっと理解することもできますし、お客様にもっと製品を知っていただく機会でもあるので、結果的には Win-Win だと思うんですけどね。3-4日はお互いを束縛する状態になるので、大変と言えば大変です。
Configuration Manager の環境は、Windows Server、IIS、SQL Server、ネットワーク、ディスク容量などの様々なコンポーネントやシステムがあって稼動できます。
また、Configuration Manager 自体も、管理ポイント、配布ポイント、ソフトウェア更新ポイントなどのサイト システムによってクライアントの構成管理を行っています。
セントラル サイト、その他の子プライマリ サイト、セカンダリ サイト、個々のサイト サーバーには Configuration Manager 特有のエラー・警告の報告や、Windows Server 側のイベントにもシステムとしての問題が報告されています。
環境診断の大きな作業の一つは、これらの報告されているエラー内容を一つ一つ確認すること。約1ヶ月以内に報告されている全てのエラーや警告内容を、殆ど全て確認します。真面目に。本当に。それらを確認し、現状の環境として一時的に報告されたものだったのか、継続的に報告され続けている問題なのかを確認した上で Action Plan を提示します。
中長期において、問題が発生する可能性
そんなエスパーじゃないんで、絶対に何かが起きるなんてことは言いません。どちらかと言うとノストラダムスの予言ばりに、『このままだと、こんなことが起きるかも知れないですよー』と言った予言をします。
…余りノストラダムス チックじゃないかも知れませんね。すみませんでした。
厳密には、環境の傾向であったり利用方法 (お客様との会話で分かること)、今後の拡張であったり様々なシステムの統合と言った情報をもとにパフォーマンスの観点や機能設定の観点からの良し悪し…その辺を判断します。
3日も4日も診断している情報の確認や、運用についてのお話をしていてもお互い疲れるだけです。
また、一方的に設定の良し悪しを聞いたり、現在の環境の状態を知っても 『じゃあ、今後どうして行けば良いんだよ?!』 だとか 『毎回マイクロソフトに来て診断してもらわなきゃならないのかよ?!』 なんてなるかも知れません。
更に、Configuration Manager には 『機能があり過ぎて使いきれません!!!』 と思っているそこのあなた!!! 通常のワークショップでも良いですよ。半日から1日かけて、色んなワークショップ・チョークトーク・テクニカル ディスカッションをしましょう。
製品を更に使えるようになっていただくのも良し。
「そんな使い方もあるんだ」と言う気付きを提供するのも良し。
これからのビジネス展開において、「こんなことを実装することは可能なの?」をディスカッションするも良し。
個別にワークショップを実施しないで、同じコストの中でせっかくなんですし…もっともっとお話ししましょうよ。
様々な情報の確認、環境の診断、問題点や問題となり得る点を確認し、ワークショップもやっちゃった!
『はい、終了。じゃ、また何かあったら呼んでくださいねー!!』
…なんてことはしません。各 Risk Assessment Program 実施につき、全ての情報を集約した報告書を提出します。
まぁ、僕が書くので、僕の日本語のレベルに依存しますけどね。たまに、情報を整理するために英語で書いて翻訳し直すのを忘れたりしちゃいますけどね。人間ですから。勘弁してください。
診断の結果分かったこと、今後の運用などで気をつけるべきこと、問題点の検出や解析や解決をするために必要なツールやトラブルシュートの方法など…全てを情報として、報告書の形で提供します。
これまでの平均、8PT フォントで100ページくらいです。
大丈夫。絵も入ってるから (笑) 100% 文字な訳ではありませんから。きっと。
…で、これをどう締めくくれば良いのでしょうか?
分かりません。
Configuration Manager の環境診断を行って欲しいと言うご要望があれば、取り敢えず担当の営業や TAM に連絡し、PFE のロバートに環境の診断をして欲しいのだ!! と言ってみて下さい。
スケジュールの調整は必要ですが、基本、リクエストは全て受け付けます。動ける限り。やれる限り。
てか、この作業できるエンジニアを増やさなきゃ…
そろそろ日本に向かう飛行機に乗る準備でもします。
日本に到着する日曜日は、7月1日。
マイクロソフトでは新しい年度の始まりとなります。
本年度も、もっともっと多くのお客様と触れ合って、色んな可能性を現実にしていく1年にしたいと思います。