Freigeben über


続・ロバート的疑問

前回のエントリーでは「疑問」から、自分なりの「なるほど」を見つけてみましたが、「自由度の多い」そして「選択肢の多い」現代の開発現場や技術市場においてどんなことをしていくべきなんだろうと考えてみた時、以前ご紹介させていただきましたパフォーマンス チューニングの内容に思考が向かっていきました。

何故かって?

簡単です。
僕が説明したパフォーマンス チューニングの話では、 「闇雲にチューニングを実施するのではなく、パフォーマンス目標値をきちんと設定して、そこに向かってチューニングを実施していきましょう」 と言った、シンプルなメッセージだったからです。

だから、それとこれと、どう関係あるんだ? ってことですよね?

テクノロジーを選択するところが一番難しいところであり、厄介なところでもあると思います。
開発ライフサイクルの、どの部分を重視して利用するテクノロジーを決めていくか…そこが肝な気がします。

 

開発者として、開発が一番容易にできることが望ましいですか?それとも、新しいことにチャレンジできるプロジェクトが良いですか?とにかく楽して仕事ができて、でも成果を超評価してもらえるようなものが良い…?

 

プロジェクト マネージャーとしては?プロジェクトが効率よくまわれば良い?レポーティングを簡単にしたい?今まで以上の仕事量が発生しなければ良い?それともコスト?コストの管理が明確であれば…?もしくは、追加コストが発生しないプロジェクトであれば良いんでしょうか?

 

IT プロとしてはどうでしょう?サポートがしやすいもの?運営が楽なもの?自身の作業が軽くなるもの?要は、最終的にデリバリーされる物に特化しているところを見て欲しいですか?

 

実ユーザーとしては?業務をより効率よくするものであれば、ぶっちゃけテクノロジーなんて気にしない?決まったテクノロジーを利用して欲しい?自身が利用している製品を使い続けることが目的?同じことをするのに、やり方を変えるのはイヤ?例えそれが仕事を楽にするとしても?

 

ビジネス オーナーとしてはどうですかね?従業員の効率アップですか?彼らの残業減らして、コスト管理したいですか?プラットフォームのインフラを変えずに (新しいハードウェアなんてもってのほか) 今以上の物事ができれば良いですか?

 

どれも考えるべきなんだと思いますし、どれも大事だと思います。要は、どこに視点をおくかで全てが決まると思います。とは言っても、最終的には、各自が「安く」だとか「楽に」と言ったところに向かっていくんだとも思います。
決して間違っているとは思いません。僕だって楽してユーザーの皆さんが「Visual Studio Team System 買う!」って言ってくれるなら、楽して「結果出ました」と言ってみたいですよ… (涙) → でも、現実はその真逆に感じてしまうから僕は悲しくなってしまったりする…かも?頑張って、製品の良さを皆さんに伝えているつもりなんですけど… どうも、僕の中にあるメリットと、皆さんがメリットと思う部分が釣り合っていないような… (汗) 本当に、たまに、「え゛~?!そこっ?!」って思います。まぁ、そんな僕のことはさておいて…

 

選択肢が多すぎる。自由が多すぎる。それが皆さんのテクノロジーに対しての「欲」を逆に「面倒くさい」と言う思いに変えてしまっているのであれば… まずは、パフォーマンス インディケーター (パフォーマンス目標値) から見て行けば良いじゃないですか。
今の時代では、ハードウェアでのパフォーマンス チューニングなんて、なんらスキルもいらない、バカでもできるチューニング方法ですよ。だって、僕自身、そうやって諸々のパフォーマンスを上げてきましたから (爆) 「取り敢えず RAM 増加!」が口癖でした。バカの一つ覚えって言うんですか?そんなんでした。いや、今でもそうかも… (汗) でも、アプリケーションのパフォーマンスから物事を見て行くと、結構面白いと思います。

既存のアプリケーションのパフォーマンスを上げる… ユーザーが「感覚的に」アプリケーションのパフォーマンスが上がったと思うか否かの問題だと思います。

既存のハードウェアの稼働範囲内でスイスイ動くアプリケーションを作る… ビジネス オーナーはきっとハッピーだと思いますよ!サポート側に立つ IT プロの皆さんも、そうじゃないでしょうか?

 

確かに、これだと開発者にすべての負担がかかっているように見えますよね。だから、Visual Studio Team System を活用しましょうよ~! ってな話におちていくんですが…

 

どのように VSTS を活用して、パフォーマンス チューニングを実施していき、開発者の負荷も下げていくか…
過去の投稿になりますが、読んでみて下さい。ちょっと長いけど。
そして、また、活気ある開発現場を作っていきましょう!! → 最終的には、日本でも開発者がバリューのある存在だと…コストではなくアセットであると言うことを、ガンガン押して行きましょう!! ← 当然、その為には、皆さんもスキルアップしていきましょうね♪

Comments