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System Center 2012 Configuration Manager ソフトウエア展開におけるログオン イベントの検知について

こんにちは。SCCM サポート チームです。

今回は、System Center 2012 Configuration Manager (以下、SCCM 2012) にてソフトウエアの展開をご利用いただく場合に、ご注意いただきたいポイントについてご案内いたします。

SCCM 2012 にてソフトウエアを展開するため、パッケージを作成後、パッケージの展開スケジュールを設定することができますが、クライアントの起動後にプログラムを実行させたいという意図で、以下のように [次のイベントの直後に割り当てる] – [ログオン] を選択を行っても、実際にはパッケージ内のプログラムが実行されない場合があります。

具体的には、端末の電源起動直後(SMS Agent Host サービスの起動前)にユーザーがログオンした場合です。

その理由は、ユーザーのログオン イベントを検知する仕組みが、SCCM のクライアントサービス(SMS Agent Host サービス)が起動している場合にのみ動作するためであり、同サービスが起動する前はログオンが検知できません。

このため、本設定が利用できるシナリオとしましては、夜間の端末メンテナンスのため、電源を投入した状態としておき、夜間にダウンロードを完了させたプログラムを翌朝ユーザーのログオン イベントを利用してインストールする等、SCCM のクライアント エージェントのサービスが起動していることが前提の展開計画が必要となります。

こちらの割り当てスケジュールにて、 [新規] を選択すると、以下の項目が選択可能です。

 

昨今の新しい OS では、クライアントの起動直後に、より早くユーザーが操作開始できるように、自動開始されるサービスの起動を待たずにユーザーのログオンを優先する挙動となっており、SCCM のクライアント エージェントのサービスが起動するよりも早ーザーのログオンが実行される状況が生じやすくなっております。

本内容は SCCM 2012 SP1 および R2 でも同様の動作となりますので、ご注意ください。