クールな Windows 8.1 New API #4: WebGL
皆様、こんにちは!このシリーズ4回目、今回は、# 4の WebGL です。
Windows 8.1 Preview 製品ガイド (開発者向け)
こちらのガイドに沿って、新しいWindows 8.1 新しいAPIを一つずつご紹介していくシリーズ、今回は、下記のセクションから、#4 として、WinJS.UI namespace についてご紹介します。
--- Windows 8.1 Preview 製品ガイド (開発者向け)
Web プラットフォームの進歩
IE11 では、新しいユーザー エージェント文字列など、Web ページ上で既存のコードのみで動作させるために役立つ Web 標準の実装および互換性の向上が実現しています。
グラフィックスおよびメディアについては、IE11 では次の点が向上しています。
- WebGL による非常に高速な 2D および 3D エクスペリエンス
- 高 DPI レンダリング
- デバイスの向きのトラッキング
- MPEG-DASH
- キャンバス要素の強化点
- Encrypted Media Extension (EME)
- 画面の向きのロック
DOM L4 の広範なイベント、JavaScript __proto__ property、XMLDocument、CSS3 backface-visibility、CSS3 border-image、変更オブザーバーなどを活用できます。IE11 ではまた、ECMAScript 6 が組み込まれており、東アジア言語のフォントおよびレイアウトがより高度にサポートされます。
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この新しい API は新規に WinRT に付加されたものではありません。既存の HTML5 API を通じて利用可能なものでした。WebGL は、Web 上でのスタンダードな 3D グラフィックスの規格で、Internet Explorer 11 で利用可能なだけではなく、拡張として、HTML5/CSS/JavaScript で書かれた Windows ストアアプリ でも(同じレンダリングエンジンを利用するアプリとして)利用可能です。
WebGL は、HTML5 の canvas オブジェクトの getContext メソッドから利用できます。その際に、"webgl" 引数を利用します。その結果返されるコンテキストにより、当該 API にアクセス可能です。
WebGL について、詳しくは、build 2013 の下記の2つのセッションをご覧ください。
1.New Platform Capabilities for Advancing Web Development (2-067)
2.Hyper-Fast Web Graphics with WebGL (4-072)
次回は、#5 として、Device Access (Windows.Devices.Custom 等) を取り上げます。
それでは、また!
鈴木章太郎