Windows HPC Server 2008 R2 SP2 Beta をインストールしてみました。
まだ DryadLINQ の動作は確認できていないのですが、Dryad 環境のインストールがとっても簡単になっていることは確認できました!!
まずはヘッドノード。
ヘッドノードへ HPC Pack with SP2 をインストールする時、Dryad 系モジュールが表示されます。
以下のような画面です。
一番下の、Data Intensive Scalable Computing (DISC) という項目が SP2 で追加されたわけです。
さて、インストールそのものは、特に悩むような選択肢も無く進んでいきますので、ヘッドノードの準備も難しくはありません。
そして、計算ノード側はどうかというと。。。
HPC Pack with SP2 のインストールのウィザード途中には何も出てこず、複数のモジュールを自動でインストールする以下の画面に見つけました。
これも一番下の、Microsoft HPC Pack 2008 R2 DISC Components が SP2 で追加されたわけですね。
計算ノード側は、勝手にインストールしてくれるんです。
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この後、HPC 側でノードの追加(テンプレートの適用)をしたり、オンライン化したり、DSC.exe というコマンドで DSC という Dryad 用の分散ファイルシステムの環境構築をしたりします。
今は、DSC.exe node list コマンドをたたくと4台の Dryad 用ノードがリスト化されるまでになっています。
最終的にはこんな状態になります。(前回セミナーやった時の情報とも大きく変わってますのでご注意を!)
DryadLINQ 用の graph manager という役割は、どこかのノードに勝手に割り当てられるみたいです。そのノードがダウンしたら他のノードに役割を移すといったことがドキュメントに書いてあったので、SPOF が起きない仕組みになっているのかもしれませんね。
とりあえず今回の投稿では、Windows HPC Server と Dryad のインストールが統合されたところを確認してもらえればと思います。
また新しい発見があったらお知らせしますね。
日本マイクロソフト 高添
P.S.
そろそろ SCVMM 2012 やらなきゃ(^_^;)