System Center 2012 に関する大きな発表がありました。
昨日は、System Center 2012 に関する大きな発表がありました。
これから出てくる System Center 2012 はスイートライセンスのみとなります。
https://www.microsoft.com/en-us/server-cloud/system-center/default.aspx
※ 日本語のサイトができたら再度案内させていただきます。
・ System Center 2012 Datacenter Edition
・ System Center 2012 Standard Edition
これまで個別製品だった System Center の各製品は、モジュールという位置付けになったといえるでしょう。
それが良くわかる例を紹介しましょう。
System Center 2012 の評価版ダウンロードページに行くとRelease Candidate 版のリストが並んでいまして・・・
https://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/hh505660.aspx
- System Center 2012 Unified Installer
- System Center 2012 App Controller
- System Center 2012 Configuration Manager
- System Center 2012 Data Protection Manager
- System Center 2012 Endpoint Protection
- System Center 2012 Operations Manager
- System Center 2012 Orchestrator
- System Center 2012 Service Manager
- System Center 2012 Virtual Machine Manager
となっています。
これまでとの違いが分かりますか?
わかった方はかなりの System Center 通です(笑)
これまでは、System Center Virtual Machine Manager 2012 とかでした。
そう、「2012」の位置が変わったんです。
その意味は上に書いた通りで、購入していただくのは System Center 2012 で、そこに含まれるモジュールがいくつかあるという話です。
嘘がつけない私的には、触れない訳にはいかないので書きますが、単体で買いたい企業様には不要な変更なのかもしれません。
え~~~という方がいるだろうという想像はできます。
ただ、いろんな製品・市場・プラットフォーム・次期製品群を担当させてもらっている私からすると、自然な流れというか、時代の流れを汲んだポジティブな変更なのです。
しかも、いつも複雑すぎると言われるライセンスは、ほんとにシンプルになります。
さらに、エンジニアさんの負荷を減らすべく、新しいツールも登場します!!
System Center 2012 Unified Installer です。
Endpoint Protection 以外の全製品を一気に自動でインストールするツールです。
今後試してみて、手順を投稿させていただきます。
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ここ2年くらい、自動化しましょう!という話をしにお客様先に行って、仮想化の話に終始するということが続きました・・・
自動化は少し早すぎたかなという反省もしつつ、今年は、仮想化の話に終始したとしても「マイクロソフトは面白い」と思ってもらえる話ができるようになるでしょう。
ただ、だからこそ、あえて言います。
5年近く前から仮想化を投資対象としてきた企業様にとっては、そろそろ仮想化の次を考えないといけない頃だと思います。
1つはパブリックなクラウドでしょうし、1つは仮想化を超えたプライベートクラウド (ITのサービス化と自動化) でしょうし、5年くらい前に投資をしようとしてうまく行っていないかもしれない ITIL (運用の標準化と効率化) も再チャレンジをする時期だと思います。
自動化が進んでも、運用そのものが無くなるなんてことはありませんから。
勝手に自動化されてはダメだし、自動化された IT もきちんと管理する必要はありますし、そもそも運用の標準化が進まなければ自動化も遠い話です。
自動化を進めるためにも、管理基盤への投資はますます重要になってきます。
だからこそ、この領域にマイクロソフトは投資をしています。
ちょっと面白いコストの資料があったので、英語で恐縮ですが、コストに興味がある方はこのドキュメントも見てもらえるとありがたいです。
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ここ1年、System Center の露出を頑張ってきたつもりですが、やはり他の製品にくらべて派手な露出が難しい領域ではあります。
でも、今年は更にガンガン行きますよ!
ということで、2月13日、仮想化を超えた自動化の話を久しぶりにします。
https://msevents.microsoft.com/CUI/EventDetail.aspx?EventID=1032503809&Culture=ja-JP
日本マイクロソフト 高添
Comments
Anonymous
January 18, 2012
ニュースにもなってましたねぇ 実は来週くらいにSCVMM「だけ」導入するのですが、他を導入したくなかったわけでもなく、ただイニシャルコストの上昇が無視できない幅だったのです… OperationManagerは入れたかったんですけどねぇ。 今年・来年で軒並みバージョンアップされるのは目に見えていたのでなんとかSAを付けたのですが正直言って不安です。 多少値段が下がる、などの移行措置があればまだ導入もしやすいのですが正式発表を待ちたいと思います。 大きな企業様は独自の管理手法・ツールなどを手当てする余裕があるかもしれませんがAnonymous
January 18, 2012
コメント、どうもありがとうございます! >>正式発表を待ちたいと思います 私もライセンスの詳細までは理解できていませんが、既にライセンスをお持ちの企業様向けのパスなどは用意されている可能性もあるので、引き続き情報収集をお願いします。 私にできることは、各モジュールとその連携についてもっと勉強をして、これなら買ってもいいよねと思ってもらえるようなシナリオをきちんと市場にお伝えすることくらいなのですが、そこは手を抜かずに頑張ります。Anonymous
January 18, 2012
SystemCenterが生まれ変わりそうな話があるのですね! 英語が苦手な私には高添さんの紹介情報しか読んでない状況です。 ライセンスが見直されるかもしれないのはありがたいです。ややこしいですし、費用もかかってしまいます。 ここまで統合するのであれば、ベースOSとなるWindowsServerを必要としないSystemCenterを作って欲しいですね。管理製品も管理する事に違和感があったんですよ。 System Center 2012 Unified Installerですが、こういったものがなくても出来る状態の製品だともっといいですね。便利にする為に覚えるのではなく、そもそも便利である事がいいなと。 派手な露出がしにくい製品でも、その利用者(サーバー管理者な人)にも便利を提供する為の工夫が欲しいです。覚えるコストとそれを引き継ぐコストが大変すぎるので…。Anonymous
January 18, 2012
>管理製品も管理する事に違和感があったんですよ。 これは管理製品を動かすOSがUNIXやLinuxになったところで変わらないですね。 ありきたりですが、管理のクラウド化が1つの解になっていくのも時間の問題ではないでしょうか? 私は、Intune や今度出てくるAdvisor というクラウドサービスについて、今提供できる機能の話以上に、ポテンシャルについて興味があったりします。 それと、自前で管理をしないといけないのか?という点では管理ツールだけの話でもないですね。Anonymous
January 18, 2012
The comment has been removedAnonymous
January 18, 2012
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