Office Communications Server 2007 R2 を Windows Server 2008 R2 にインストールする際の大まかな流れ
先日の Tech Fielders セミナー の資料はこちら
https://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/seminar.mspx
に公開してありますが、検索では引っかからないかもしれないので、すぐに使えそうな部分は直接投稿しておきますね。
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Office Communications Server 2007 R2 ですが、他の製品と比べるとインストールまでの手順が多いのでお気を付け下さい。
- 前提条件の確保
- ドメイン参加
- 役割と機能の追加
- KB975858 適用 (約1分)
- Active Directory 証明書サービス立ち上げ
- DNS サーバーへの SRVリソースレコード追加
- Office Communications Server 2007 R2 (OCS) インストール
- Active Directory 準備
- RTC 関連グループへのユーザー追加
- OCS インストール (サーバーの展開)
- OCS サーバー構成
- 証明書の要求と構成
- IIS での証明書設定
- サービスの開始
- 管理ツール インストール
- 管理と利用
- RTC ユーザー有効化設定
※ 1つ1つの作業は難しくないのですが、手順が多いですし、いきなりホワイトペーパーを読み解こうとすると大変なので、まずはざっくりと流れをイメージしていただければと思います。
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で、今回紹介するのは「前提条件の確保」の中の 2 番の手順として実行する PowerShell スクリプトです。
コピーしたい方はこちらから。
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# ServerManager モジュールの追加
Import-Module ServerManager
# IIS役割と役割サービスの追加
Add-WindowsFeature Web-Static-Content,Web-Dir-Browsing,Web-Http-Errors,Web-Http-Redirect,Web-Asp-Net,Web-Net-Ext,Web-ASP,Web-ISAPI-Ext,Web-ISAPI-Filter,Web-Health,Web-Http-Logging,Web-Log-Libraries,Web-Request-Monitor,Web-Http-Tracing,Web-Security,Web-Windows-Auth,Web-Filtering,Web-Performance,Web-Stat-Compression,Web-Mgmt-tools,Web-Mgmt-Console,Web-Mgmt-Compat,Web-Metabase,Web-WMI,Web-Lgcy-Scripting,Web-Lgcy-Mgmt-Console,FS-FileServer,NET-Framework-Core,IH-Ink-Support,Desktop-Experience,MSMQ-Server,MSMQ-Directory,RSAT-ADDS,RSAT-AD-AdminCenter,RSAT-AD-PowerShell -Restart
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この PowerShell スクリプトでは、IIS のモジュール追加に加えて、MSMQ や デスクトップ エクスペリエンス、Active Directory の管理ツールも追加しています。
一度パターンを覚えてしまうと、Office Communications Server のインストールの敷居が下がりますので、是非お試し下さい。
マイクロソフト 高添