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MDT でタスクシーケンスを作ろう

みなさん、こんにちは!

本日のトピックは OS の展開を自動化するタスクシーケンスです。

タスクシーケンスとは、MDT が提供する強力な自動化エンジンです。以前手動で行っていた作業を自動化することができます。タスク(作業)はスクリプトベースで自動化されます。

以下のようなタスクが使えます:

  1. ディスクのフォーマット
  2. OS のインストール
  3. ドライバーのインストール
  4. 更新プログラムのインストール
  5. アプリケーションのインストール
  6. OS のカスタマイズ
  7. マスターイメージのキャプチャー

タスクシーケンスが利用するスクリプト(wsf ファイル)は展開共有(Deployment Share)の配下にある「Scripts」フォルダーに格納されています。

deploymentshare

MDT による OS 展開をする際、タスクシーケンスを3つ用意するのがおすすめです。

  1. 参照コンピューターを展開するタスクシーケンス
  2. マスターイメージをキャプチャーするタスクシーケンス
  3. マスターイメージ及びドライバー・アプリ・カスタマイズを展開するタスクシーケンス

タスクシーケンスの作成

MDT コンソール(Deployment Workbench)を起動し、以下の手順をご利用ください。

  1. Deployment Shares」>「 <展開共有の名前> 」>「Task Sequences」>「Windows 10 Enterprise 1511」>「x64」>「JP」へ移動する
  2. JP」フォルダーを右クリックし、「New Task Sequence」をクリックする
  3. New Task Sequence Wizard」画面から、以下を入力し、「Next」をクリックする
    1. Task Sequence ID」:こちらは任意のタスクシーケンス ID を入力してください。例えば:
      1. 参照コンピューター展開するタスクシーケンス名は:「WIN10TS01」
      2. マスターイメージをキャプチャーsるタスクシーケンス名:「WIN10TS02」
      3. キャプチャーしたイメージを展開するタスクシーケンス名:「WIN10TS03」
    2. Task Sequence Name」:こちらは任意のタスクシーケンス名を入力してください。例えば:
      1. 参照コンピューター展開するタスクシーケンス名は:「Deploy Reference Windows 10」
      2. マスターイメージをキャプチャーsるタスクシーケンス名:「Capture Windows 10」
      3. キャプチャーしたイメージを展開するタスクシーケンス名:「Deploy Custom Windows 10」
  4. この画面では、タスクシーケンスのテンプレートを選択します。基本的、以下の2つのテンプレートしか利用しません:
    1. Standard Client Task Sequence」:クライアント OS を展開するためのテンプレート
    2. Sysprep and Capture」:マスターイメージをキャプチャーするためのテンプレート
  5. Next」をクリックし、展開するオペレーティングシステムを選択する
  6. Select Product Key」にはプロダクトキーは必要に応じて、入力する
  7. OS Settings」には会社名を入力する
  8. Admin Password」には管理者アカウントのパスワードを定義します。こちらについては2パターンあります。
    1. 参照コンピューターを作るタスクシーケンスとマスターイメージをキャプチャーするタスクシーケンスには、管理者アカウントのパスワードを定義する必要はありません。その場合、「Do not specify an Administrator password at this time」を選択する
    2. キャプチャーしたイメージを展開するタスクシーケンスには、管理者アカウントのパスワードを定義することをお勧めしております。その場合、「Use the specified local Administrator password」を選択し、パスワードを定義する
  9. Next」をクリックして、タスクシーケンスの作成が完了します。

タスクシーケンスを作成したら、ダブルクリックしてカスタマイズなどを行うことができます。忘れてはいけないのは、キャプチャーしたイメージを展開するタスクシーケンスにドライバーやアプリケーションを追加することです。

TS_ref

アプリケーションについては、こちらの記事をご参照ください。

ドライバーの扱いについては、こちらの記事をご参照ください。