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Visual Studio 2010 インストールにまつわる FAQ

皆さんこんにちは! Visual Studio サポートチームの ネギシ です

私たち、Visual Studio サポート チームでは、(チーム名があらわす通り…ですが) Visual Studio 製品自体のインストールについてのサポートも提供しています。 Visual Studio には多数のコンポーネントが含まれており、特定の環境で特定のコンポーネントにてエラーが発生する場合がありますが、インストール時のエラーには、環境の状況等に応じて様々な要因が考えられます。そのため、サポートの際には、多くの環境情報を採取いただく必要があり、お客様にも操作のお手間を取っていただくことが多々あります。

しかし、インストール時にいくつかの準備を行っていただくことで、一般的なエラーのいくつかは回避できる場合もあります。この記事では、Visual Studio インストールに関連する技術情報、インストール時の基本的な準備の手順をご紹介します。


Visual Studio 2010 のインストール手順について

同じインストール メディアを使用しても、特定の環境でのみインストールに失敗する場合は、まず以下の情報をご確認ください。

Visual Studio 2010 をインストールする方法
https://support.microsoft.com/kb/2445557/ja

上記にはインストールの準備として、インストール時に発生する問題を事前に防ぐための一般的な方法についても記載があります。

  1. 管理者アカウントでログインしてインストールを実施する
  2. インストールに不要な常駐アプリケーションを停止する
  3. Temp フォルダの内容を削除する

インストール時にウイルス対策ソフトや、ファイル監視系のアプリが動作している場合に、これが影響してエラーとなる場合があります。この場合、上記のドキュメントでも紹介している 2 の手順にて常駐アプリを停止することで、こうした要因を防ぐことができます。具体的な手順については、以下に図入りの説明があります。(Windows Vista 以外でも方法は同じです。)

Windows Vista で常駐アプリケーションを停止する方法
https://support.microsoft.com/kb/961232/ja

さらに、DVD メディアからのデータの読み取り時に発生する問題を軽減する方法として、以下を実施することで、一部のエラーは回避できる可能性があります。

  1. ローカルに任意のフォルダーを作成し、DVD メディアに含まれるファイル全てを 作成したフォルダー内にコピーします。
  2. コピーしたフォルダを開き、Setup.exe (Setup と表示される場合は、ファイルの種類が "アプリケーション" の方) をダブルクリックします。
  3. セットアップが開始されますので、指示に従いインストールを行います。

上記を行っても残念ながらインストールに失敗する場合は、サポートまでお問い合わせください。


Visual Studio 2010 インストール後のライセンス先名称の変更方法について

Visual Studio 2010 をインストールする際には、使用者の名前を入力する手順はなく、ライセンス先の名前として、OS の持つレジストリ情報から自動的に値が反映されます。このため、ご利用の環境によっては、起動時に表示されるスプラッシュ画面やバージョン情報に、設定していない名前が表示される場合があります。 (設定内容によっては、以下図にある2 行のうち一方のみが表示されます)

Visual Studio 起動時の画面(例)

clip_image001

[ヘルプ] – [バージョン情報] の画面 (例)
clip_image001[5]

これを任意の設定へ変更する手順については、以下のドキュメントに記載があります。ただ、変更されなくとも動作に問題ありませんので、その点はご安心ください。

Visual Studio 2010 をインストールすると、ライセンス先に "Microsoft" など設定していない名前が表示される
https://support.microsoft.com/kb/2421425/ja

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以上、Visual Studio 2010 のインストールに際しての FAQ についてでした!
もし、この件についてでも、弊社からの追加のお手伝いが必要なようでしたら、是非お問い合わせいただければ幸いです!

更新: 2016年3月9日; Visual Studio 製品のサポートについての記載を一部更新いたしました。