Visual C ++ で公開されているソース コードについて
こんにちは、Visual Studio サポート チームです。
今回は Visual C++ で公開しているソース コードについてお伝えします。
マイクロソフト製品のソースコードは公開されていないというイメージを持たれることが多いかと思いますが、Visual C++ の C Runtime (CRT) ライブラリ、MFC、および ATL に関しては、Visual Studio の製品版に付属しており、Visual Studio と一緒にソース コード ファイルもインストールされています。
インストール時に既定のフォルダー設定を変更しなければ、Visual Studio 2013 関連のファイルは以下のフォルダーに配置されます。
64 ビット OS の場合: C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 12.0
32 ビット OS の場合: C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 12.0
上記フォルダー内で、CRT / MFC / ATL の関連ファイルに関しては、それぞれ以下のように配置されています。
アプリケーションの開発中に CRT/MFC/ATL の内部動作を確認したい、という場合には、ぜひ一度、実際のソース コードをご参考ください。
ところで、Visual Studio 2013 のフォルダーは Visual Studio 12.0 という名称となります。
少しわかりにくのですが、フォルダ名称は製品名に含まれる西暦ではなく、弊社の管理で使用している製品の内部バージョンを使用しています。
現在サポートされている Visual Studio 2005 以降のフォルダー名との対応は以下のとおりです。
バージョン | フォルダー |
Visual Studio 2005 | Microsoft Visual Studio 8 |
Visual Studio 2008 | Microsoft Visual Studio 9.0 |
Visual Studio 2010 | Microsoft Visual Studio 10.0 |
Visual Studio 2012 | Microsoft Visual Studio 11.0 |
Visual Studio 2013 | Microsoft Visual Studio 12.0 |
なお、現在 CTP (Community Technology Preview) 版がリリースされている最新の Visual Studio のバージョンは 13 ではなく “14” となっています。
13 という数字を好まない文化があり、こういった番号付けになっています。