Traffic Analytics でネットワーク アクティビティを可視化 - パブリック プレビュー
執筆者: Ajay Gummadi (Azure Networking)
このポストは、2018 年 3 月 6 日に投稿された Visibility into network activity with Traffic Analytics - now in public preview の翻訳です。
本日、Traffic Analytics のパブリック プレビューの提供を開始しました。Traffic Analytics は、クラウド ネットワーク上のユーザーやアプリケーションのトラフィックを可視化するクラウド ベース ソリューションです。
Azure リージョン全体のネットワーク セキュリティ グループ (NSG) のフロー ログを分析し、ワークロード パフォーマンスの最適化、アプリケーションとデータの保護、組織のネットワーク アクティビティの監視、コンプライアンスなどに役立つアクションを提示します。
Traffic Analytics の主なメリットは以下のとおりです。
- クラウド ネットワーク全体のアクティビティを可視化してインサイトを取得
- Azure とインターネット間、Azure 内、パブリック クラウドのリージョン、VNET、サブネットなどネットワークにまたがるさまざまなトラフィック フロー
- 重要なビジネス サービスとアプリケーションの相互関係
- スニファーや専用のフロー収集ツールを使用せずに、ネットワーク上のアプリケーションとプロトコルを把握
- 以下に潜む脅威を特定して、ネットワークを保護
- VM と許可されていないネットワーク間のフロー
- インターネットに開放されているネットワーク ポート
- インターネットに接続するアプリケーション
- ネットワーク トラフィックの異常行動 (バックエンド サーバーから外部サーバーへの接続試行など)
- アプリケーションのパフォーマンスを向上
- キャパシティ プランニング: VPN ゲートウェイなどのサービス稼働率を監視して、過度なプロビジョニングやリソース不足を解消
- 受信および送信フローの分析
- アプリケーションのアクセス パターンを把握 (ユーザーの位置、ワークロード改善によるレイテンシ軽減の可否など)
- トラフィック ホットスポットの特定
Traffic Analytics を使用することで、パケット キャプチャやフロー収集機器なしで、(NetFlow、IPFIX、sFlow ベースのツールを使用した) オンプレミスのネットワークと同じレベルのフロー監視機能を Azure クラウドで実現できます。
利用を開始する
Traffic Analytics による Azure ネットワークの監視を始めるには、こちらのドキュメント (英語) をご確認ください。
図 1: Azure リージョン間のフローの概要を確認できるネットワーク オペレーション センター (NOC) のビュー
図 2: Azure リージョン間のトラフィックを表示する geo マップ。悪意のあるトラフィックは赤で表示される
図 3: 国、データセンター、ホスト間の VNET の通信を示す図
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