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マイクロソフト独自のコンテンツ配信ネットワークを開始

執筆者: Daniel Gicklhorn (Principal Lead Product Manager, Azure Networking)

このポストは、2018 年 5 月 7 日に投稿された Announcing Microsoft's own Content Delivery Network の翻訳です。

 

今回の記事は、Azure CDN 担当シニア プログラム マネージャーを務める Manling Zhang と共同で執筆しました。

クラウドが普及し規模が拡大する中、Azure では、カスタマー エクスペリエンスの向上とお客様のビジネス支援のために、サービスを進化させ続ける必要があります。Azure Content Delivery Network (CDN) は、世界中にクラウド アプリケーションをスケーリングし、すばやく安定的にコンテンツを配信するためのサービスであり、最高品質のコンテンツ配信サービスを実現するために、パートナー エコシステムと柔軟なマイクロソフトのクラウド プラットフォームを活用してゼロから構築されました。

このたび、Azure Content Delivery Network from Microsoft のパブリック プレビューを開始します。これにより、Azure ユーザーはマイクロソフトのグローバル ネットワークを利用してコンテンツを配信できるようになります。このオプションは、既存の Verizon や Akamai がプロバイダーを務めるサービスと同様にご利用いただけます。

これまでマイクロソフトは、ハイブリッド ユーザーと企業ユーザーを中心に、Office 365、Skype、Bing、OneDrive、Windows、Xbox などのクラウドへの転換を進めてきました。これにより、この 5 年間でネットワークと CDN に関する独自の見解を深めることができました。

このサービスはマイクロソフトのグローバル ネットワーク (英語) のエッジでネイティブに実行されるため、Azure ユーザーは安定した CDN プラットフォームを利用できるようになります。マイクロソフトのネットワークの高い接続性と新しいリージョン キャッシュ機能を組み合わせることにより、多層型のキャッシュを利用して CDN エッジの各ポイント オブ プレゼンス (POP) から Azure コンテンツに直接アクセスできるようになるため、より一貫性のある予測可能なキャッシュ パフォーマンスが実現します。

 global network

図 1. マイクロソフトのグローバル ネットワーク

Azure CDN from Microsoft では、高速で信頼性の高いエニーキャスト ネットワークの戦略的ネットワーク ハブに、54 のグローバル エッジ POP (33 か国)、16 のリージョン キャッシュ用 POP を設置しています。これにより、60 か国以上に平均 50 ミリ秒という速さでコンテンツを配信することができます。

今回さらに、個々のユーザーの SSL 証明書のパブリック プレビューの提供を開始します。これにより、お客様は自身の証明書をカスタマイズおよび管理して、ニーズに応じた CDN ソリューションを作成できるようになります。

マイクロソフトはカスタマー バリューを重視しています。Azure CDN from Verizon/Akamai と共に新たに Azure CDN from Microsoft を提供することで、他社では成しえない規模でのコンテンツ配信と高速化を実現し、Azure ユーザーの皆さまのさらなる成功をお手伝いします。

Azure CDN をぜひ今すぐお試しください。また、標準サービスよりもさらに高度なサービスの利用を検討中のお客様は、cdnteam@microsoft.com までお問い合わせください。

参照情報

·         カスタム ドメインで HTTPS を有効化する

·         Azure CDN の概要

·         Azure CDN の POP の場所

Azure CDN への機能追加のご要望がありましたら、フィードバックをお寄せください (英語)