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[Info] ライフサイクル : .NET Framework 2.0 と Visual Studio 2005 は 2011/04 にメインサポート期間終了、延長サポートに移行します

みなさんごきげんよう。ういこです。今日はひな祭りです(2011/03/03 現在)が、大人の階段を登りきった私には関係ないですよ。
さて本日はそんな自虐的な 3x 歳の乙女心より .NET と VS2005 のライフサイクルの話をご紹介させていただきますね。

【今日のお題】 ・.NET Framework 3.0 以降の新サポート ライフサイクルポリシーを再確認しよう ・Visual Studio 2005 および .NET Framework 2.0 のメインストリームは 2011/04/12 に終了

ILM 2007 FP1 は .NET Framework 2.0 です。ルール拡張の開発によく Visual Studio 2005 を使われているお客様もいらっしゃるかと思います。
直接 ILM 一家の守備範囲にかかわる話ではないのですが、ご参考になれば幸いです。
ちなみにライフサイクル(含サービスパック ライフサイクルポリシー)って何?!という方は、以下の記事をご参照いただいてから読み進めていただくとわかりやすいかもしれません。

[Windows 7 / Virtual PC] XP Mode のサポート期間(ライフサイクル)っていつまでなの?
https://blogs.technet.com/b/jpilmblg/archive/2009/12/16/windows-7-virtual-pc-xp-mode.aspx
[Windows XP] サポートライフサイクル : 2009/04/14 メインサポート期間終了、延長サポートへ移行しました。ver2.0 (includes “XP Mode” on Win7)
https://blogs.technet.com/b/jpilmblg/archive/2009/03/17/windows-xp-2009-04-14.aspx

新サポート ライフサイクル ポリシーを再確認しよう
2010 年 3 月(記事の時点では昨年)、.NET Framework のライフサイクルが改訂され、 .NET Framework 3.0 以降は「インストールした先のマシンの Windows OS のシステムのサポート ライフサイクル」= 「.NET Framework のライフサイクル」になりました。このドキュメントに書いてある「コンポーネントとして扱い…」は、OS ("EULA に規定されている親製品") の構成要素(コンポーネント)の一部として解釈されるからおおもとの OS のライフサイクルに準拠することになりました、ってことなんですよね。

ただし、2.0 は従来通り .NET Framework 自体のライフサイクルのままなので、2011/4/12 にメインフェーズが終了し、それ以降は延長サポートフェーズになります。つまり、この記事は 2011/3/3 に書いていますが、来月 4 月に .NET Framework 2.0 のメインフェーズが終了してしまうことに注意が必要です

さらに、.NET Framework 3.0 / 3.5 についても、サービスパック ライフサイクルのサポートが 2011/4/12 に節目を迎えます。NET Framework Version 3.0 RTM / 3.0 SP1 および 3.5 RTM は 2011 年 4 月 12 日までサポートされます。この日以降、サポートは終了します。2011 年 4 月 12 日より前に .NET Framework 3.5 SP1 に移行することを強くお勧めします。これ以降、何かあった場合サポートにお問い合わせいただいた際、.NET Framework 3.5 SP1 をベースとして修正モジュールが作成されることになります。つまり、修正モジュールをリクエスト頂き、リリースしたとしてもそのモジュールの適用前提が「すでに .NET Framework 3.5 SP1 が適用されている環境であること」になってしまうなど、これまでとは違う扱いになります。 (※)

(※) カスタム サポートなどをお持ちの方は一部扱いが異なる場合がありますので、ご契約をご確認ください。

上段がメインフェーズ終了日、下段 () つき日付は延長サポート終了日です。

https://support.microsoft.com/gp/lifeandotnet

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Visual Studio 2005 について Visual Studio 2005 シリーズも、順次 2011/04/12 にメインストリームが終了します。

これ以降たとえば障害と分かった場合でも延長サポートに入りますと修正プログラムの新規リクエストができなくなります。(※)

Visual Studio 2005 Professional Edition   
Visual Studio 2005 Service Pack 1
Visual Studio 2005 Standard Edition           
Visual Studio 2005 Standard Edition academic license   
Visual Studio 2005 Team Edition for Database Professionals (なぜかこれだけ 2012/04/10 メインストリーム終了)
Visual Studio 2005 Team Edition for Software Architects   
Visual Studio 2005 Team Edition for Software Developers   
Visual Studio 2005 Team Edition for Software Testers   
Visual Studio 2005 Team Foundation Server
Visual Studio 2005 Team Foundation Server Service Pack 1
Visual Studio 2005 Team Suite   
Visual Studio 2005 Team Test Load Agent       
Visual Studio 2005 Tools for the Microsoft Office System

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※※※※※※ 以下は上記記事よりの抜粋です ※※※※※※

延長サポート期間に移行することによる変更内容
(1) 延長サポート期間に移行後に提供されなくなるサービス

・無償サポート
・セキュリティ修正以外の修正パッチの作成

(2) 延長サポート期間に移行後に継続して提供されるサービス

・有償サポート
・セキュリティ修正パッチの作成と提供

…要は延長サポートに入ってしまうと、調査の結果障害と判明しても、修正モジュールはセキュリティにかかわること以外提供されず、かつインシデント / レイバーは無条件に消費されてしまうということです。

※注意点※ 延長サポートを受けるには、サポート対象となっているサービスパックが適用されている必要があります。サービスパック別のサポート期間についてはこちらでご確認ください。

サポート対象サービス パック
https://support.microsoft.com/default.aspx/gp/lifesupsps/ja

製品サポート ライフ サイクルってそもそも何?
マイクロソフトでは、ビジネス製品および開発用製品に於いて、最短でも 10 年間 (※) という一定期間の製品サポートを提供しています。この期間を製品サポートライフサイクルとして定義しています。
(※) 内訳はメインストリームサポート フェーズ 5 年間 + 延長サポート フェーズ 5 年間で計 10 年

メインストリーム サポート フェーズとそれ以外の違いって?
-a. メインストリーム サポート

メインストリーム サポート フェーズは、製品サポート ライフ サイクルの最初のフェーズであり、以下のサポートが含まれます。

・有償サポート
・無償サポート
・時間制サポート
・その他サポート
- セキュリティ更新プログラム サポート (セキュリティ更新プログラムの提供)
- セキュリティ関連以外の修正プログラム、仕様変更の新規作成リクエスト受付 (※)
- オンライン セルフ ヘルプ サポート

(※) リクエストはビジネス上のインパクトや、修正後の副作用、リスクなどを総合的に判断した上で受諾可否が決められます。メインストリーム サポート フェーズ内にリクエストを受け付けたとしても、場合によっては修正、変更が出来ないという結論になる場合があります。

-b. 延長サポート
延長サポートは、ビジネス製品および開発用製品に対して、メインストリーム サポートに続く、次のフェーズになります。提供されるサポートは下記 2 点です。

・ 有償サポート (インシデント制、時間制)
・ セキュリティ更新プログラム サポート (無償提供)

延長サポートフェーズに含まれないサポートとしては以下のとおりとなります。

・ 無償サポート
・ セキュリティ関連以外の修正プログラム
・ セキュリティ関連以外の修正プログラム、仕様変更の新規作成リクエスト受付
・ オンライン セルフ ヘルプ サポート

メインストリーム サポート フェーズ内の製品についてお問い合わせを頂いた場合、調査の結果製品の障害である場合、お問い合わせのインシデント(※1)およびレイバー(※2)は消費対象もしくは課金対象となります。
要はセキュリティ更新プログラム提供以外、基本有償であるということになります。また、コンシューマ製品、 ハードウェア製品、およびマルチメディア製品には延長サポートは提供されません。

(※1) お問い合わせの権利、一問 = 一インシデントが消費されます。バスの回数券みたいなものです
(※2) プレミア サポート、アドバイザリー サービスなどの「時間制」サービスでは、デバッグ、切り分け作業の代行など上位のサポート内容が提供されますが、課金単位がエンジニアの作業時間単位となります。つまり、一時間 X 万円 x 作業時間 が請求金額になります。ただしプレミアの一部契約など、カスタム約款が提供されている場合は契約にのっとった対応となる可能性があります。ご利用の際は、約款をご確認いただくことをお勧めします。

-c. オンライン セルフ ヘルプ サポート
オンライン セルフ ヘルプ サポートは、全製品に対して提供される、オンラインのサポート技術情報です。延長サポートフェーズも終了した製品に対しても、その後、最短 1 年間提供されます。サポート技術情報の高度な検索や FAQ 、トラブルシューティング ツール、その他のリソースを利用して、一般的な問題を解決することができます。

-d. 製品のライフサイクル確認方法サポート ライフ サイクルを確認するには、サポートライフサイクル検索のページで、製品名の一部をキーワードとして検索してみてください。

マイクロソフト サポートライフサイクル全般
https://support.microsoft.com/lifecycle

マイクロソフト プロダクト サポートライフサイクル検索
https://support.microsoft.com/lifecycle/search/

プロダクトサポートライフサイクル-製品一覧
https://support.microsoft.com/gp/lifeselect

まとめ ・.NET Framework 2.0 のメインストリームは 2011/04/12 に終了 ・Visual Studio 2005 シリーズも、順次 2011/04/12 にメインストリームが終了 ・.NET Framework 3.0 以降は「インストールした先のマシンの Windows OS のシステムのサポート ライフサイクル」= 「.NET Framework のライフサイクル」 ・NET Framework Version 3.0 RTM / 3.0 SP1 および 3.5 RTM は 2011 年 4 月 12 日まで。この日以降のサポート対象は .NET Framework 3.5 SP1 が対象になる

それでは皆様ごきげんよう。

ういこう@Visual Studio .NET 2002 の年に生まれた息子は早 9 歳になりますよ…