Recovery Services コンテナーのアップグレードについて
こんにちは。
Azure サポートの横山です。
今回は、旧ポータル (ASM / manage.windowsazure.com) で管理されている Recovery Services の移行に関する情報をお伝えします。
Recovery Services では、Azure Backup 用のバックアップ コンテナーと Azure Site Recovery 用の Azure Site Recovery 資格情報コンテナーの 2 つのコンテナーが管理されています。
Recovery Services の新ポータル (ARM / ms.portal.azure.com) への移行に伴い、コンテナーの新規作成が現在旧ポータルでは行なえません。
また、移行に際して、今後は新規作成だけでなく、旧ポータルでの管理がサポートされなくなるため、それぞれのコンテナーのアップグレード (ASM -> ARM) が必要です。
まず、Azure Backup コンテナーについては、2017/10/31 以降、ARM へ自動的にアップグレードが行われます。(手動でも可能です。)
対して、Azure Site Recovery 資格情報コンテナーについては、自動でのアップグレードが行われないため、手動でご実施いただく必要があります。
それぞれのアップグレード方法ですが、以下のブログへアクセスいただき、画面下部にある "How to upgrade?" の "Sign up" より可能です。
Upgrade classic Backup and Site Recovery vaults to ARM Recovery Services vaults
※ バックアップ コンテナーは、"Backup vaults"、Azure Site Recovery 資格情報コンテナーは "Site Recovery vaults" です。
"Sign up" の画面にて、サブスクリプション ID や連絡用のメール アドレス等の各種情報をご入力いただき、"Done" をクリックしてください。
7 営業日以内に弊社よりアップグレードに際して必要な情報が、ご記載のメール アドレス宛に届きます。
アップグレード作業中は、バックアップやレプリケーションが停止されることはありませんが、バックアップやレプリケーションの新規登録は行えません。アップグレード作業は通常、15-30 分以内に完了いたしますが、負荷状況により 1 時間を要する場合もございます。
なお、自動でアップグレードが行われない Azure Site Recovery 資格情報コンテナーですが、2017/08/31 移行はサポートされません。
2017/08/31 以降もご利用はいただけますが、以下の公開情報に定められている SLA が担保されません。
// 参考
旧ポータルには以下の警告が表示されます。