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[TMG]ネットワーク検査システム、及び、サブスクリプションの機能停止の影響について

こんにちは。日本マイクロソフトの小島です。
昨年、2015 年 12 月 31 日を以って、TMG のサブスクリプションサービス についてサポートを終了いたしました。
今回は Threat Management Gateway 2010 (以下、TMG)、の ネットワーク検査システム(NIS)及び、サブスクリプションの機能の影響についてご案内いたします。

【マルウェア検査】
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マルウェア検査はサブスクリプションライセンスに含まれる機能となり、昨年 12 月 31 日を以って新しいシグネチャは提供されなくなっております。
ただし、既存のシグネチャのまま動作することは可能となります。
通信影響としましては、最新のマルウェアについて検査できなくなりますが、それ以外の影響はございません。

【URL フィルター機能】
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URL フィルター機能はサブスクリプションライセンスに含まれる機能となり、昨年 12 月 31 日を以って、URL をカテゴライズする弊社のサーバーが撤去されております。
その為、カテゴリを登録してフィルタリングしているルールが存在し、そのルールにマッチする通信が届いた場合、URL のカテゴリが "Unknown" と分類されます。
設定によっては、通信がブロックされるなどの事象が発生する恐れがございます。

【ネットワーク検査システム (NIS) 】
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NIS に関しましては追加のライセンスなどは必要なく、使用可能な機能となります。
ただし、TMG の販売停止の公表を境に、この機能については脆弱性の定義の更新を行っておりません。
その為、新しい脆弱性については対応しておらず、今後も更新される予定はございません。
※ 今までに提供された定義は 2016/3/4 現在もダウンロードが可能です。

TMG の延長サポートについては 2020 年 4 月 14 日まで継続されます。
ただし、マルウェア検査、 URL フィルター、ネットワーク検査システムについては実質的に機能しなくなります。
上記の機能を目的として TMG を導入されたお客様も多く、また、現在でも多くのお客様にご利用いただいている状況となり、大変恐縮ではございますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。