Windows API Code Pack for Microsoft .NET Framework (v0.9)
Windows API Code Pack が v0.9 に更新されました。内容は以下の通りで、緑色がv0.85からの追加部分です。バグフィックスとともに、VBを含む新しいサンプルも追加されています。
Direct3D 10/10.1 も追加されました! D3DX10も含まれ、チュートリアルを含むサンプルもたくさん用意されているのでかなり役に立ちそうです。チュートリアルにはWinForm用、WinFormコントロール用、WPF用が用意されています。
しかしマルチタッチは含まれていません。.NET のマルチタッチについては、.NET Framework 4を待つしかないかもしれません。マルチタッチは Visual Studio 2010 Beta1 にもまだ含まれていませんでした。
- Windows 7 タスクバー ジャンプリスト、アイコン オーバーレイ、プログレスバー、タブ サムネイル、サムネイル ツールバー
- 既知のフォルダー、Windows 7 ライブラリ、非ファイルシステム コンテナ、シェル名前空間エンティティの階層
- Windows 7 エクスプローラー ブラウザー コントロール
- シェル プロパティ システム
- Windows Vista と Windows 7 コモン ファイル ダイアログ(カスタム ファイル ダイアログを含む)
- Windows Vista と Windows 7 のタスクダイアログ
- Direct3D 11.0、Direct3D 10.0/10.1、DXGI 1.0/1.1、Direct2D 1.0、DirectWrite、Windows Imaging Component (WIC) API(DirectWriteとWICは部分的なサポート)
- センサー プラットフォーム API
- 拡張言語サービス API
- 電源管理 API
- アプリケーション再起動・リカバリー API
- ネットワーク リスト マネージャ API
- コマンドリンク コントロールとシステム定義シェル アイコン
ビルドには以下の環境が必要です。
- .NET Framework 3.5 以上、
- Windows SDK for Windows 7 RC
- DirectX SDK (March 2009)
D3D10チュートリアル ビルド時の注意
Direct3Dでビルドするときには、DirectX SDKのインクルード フォルダとライブラリ フォルダを[ツール]→[オプション]から[プロジェクトおよびソリューション]→[VC++ディレクトリ]で追加する必要があります。
しかし、D3D10のサンプルをビルドしようとしたとき、なぜか「D3DX10.hが見つからない」というビルドエラーで失敗しました。Direct3DX10プロジェクトを右クリックして[プロパティ]を選び、[構成プロパティ]→[C/C++]→[全般]で、[追加のインクルード ディレクトリ]にDirectX SDKのインクルードフォルダ(C:\Program Files\Microsoft DirectX SDK (March 2009)\Include)を指定します。さらに[構成プロパティ]→[リンカ]で[追加のライブラリ ディレクトリ]にDirectX SDKライブラリフォルダ(C:\Program Files\Microsoft DirectX SDK (March 2009)\Lib\x86)を追加します。
D3DTutorial09_WPFの結果。ライティングが指定されていないので暗い。