Windows ストアアプリ開発への近道 - 2012年8月現在
皆さん、Windows 8とVisual Studio 2012のRTMが公開されました。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/windows/apps/br229516/
からダウンロードが可能ですが、ダウンロードしてインストールしたら、Windows ストアにアップして、Win8ユーザーに使ってもらいたくなるのは人情でしょう。
現時点で、アプリ開発からWindowsストアにアプリを上げるまでで活用可能な日本マイクロソフトが提供しているセミナーやサービスをここでまとめておきます。
※2012年8月16日現在の説明です。数か月後には事情は異なる可能性があるのでご注意です。
Windowsストアの今の状況は、
https://blogs.msdn.com/b/windowsstore_ja/archive/2012/08/03/rtm-windows.aspx
を先ずきちんと読んでくださいね。そしてWindows 8、Visual Studio 2012のRTMをインストールしていただいてっと。
さてその後ですが、基本の流れは、
- Developer Camp概要編セミナー
- Developer Campデザイン編セミナー
- ハンズオントレーニング
で基本知識の獲得と腕を磨いていただく。これらのセミナーのスケジュールは、
https://www.facebook.com/5Metro/events
で公開されているので、都合のよい日程と場所で受講してください。受講料は無料です。
そして、アプリのアイデアを練ってアプリを開発して、Windowsストアのアプリ要件、
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/hh694083
をきちんと読んで開発したアプリが要件を満たしているかざっと確認してください。…いろいろ面倒くさそうだ…なんて思った方、Windowsストアに登録可能なアプリの開発の近道的な施策も用意しているので、興味のある方は kk5metro@microsoft.com に問い合わせてみてくださいね。
一通りできたら、アプリパッケージを作成します。アプリパッケージは、Windowsストアにアプリを登録するときに使います。アプリパッケージの作成は、
- Visual Studio 2012のメニューの”ストア”→”アプリパッケージの作成”を選択
- パッケージの作成ダイアログで”いいえ”を選択し、”次へ”ボタンをクリック
- パッケージの構成と選択で、設定をそのままに”作成”ボタンをクリック
- パッケージの作成が完了しましたで、”OK”ボタンをクリック
の手順で行います。
次に、Visual StudioのWACK(Windowsアプリ認定キット)を使ってアプリの検証を行います。このツールはWindowsストアのチェックでも最初に使われるものなので、このツールでパスしないとWindowsストアには登録できません。パッケージを作成する流れで、WACKを起動できますが、単体でも起動可能です。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/hh694081.aspx
に書いてありますが、検索チャームをタップして、”Windows Ap”ぐらいまで入力して”アプリ”を検索すれば、”Windows App Certification Kit”がリストに現れるので、そのアイコンをタップして起動してください。このツールで指摘された事項はFixしておきましょう。
最初のうちは、Windowsストアアプリの流儀に則った、使い勝手の良いアプリを作成するのはなかなか困難です。Windowsストアにアプリを登録する前に、UIのチェックを受けてください。
https://www.facebook.com/5Metro/app_384971174888643
ここからAEL(Application Excellence Labo)を申込みいただけます。このLaboでは、要件を満たしているかのチェックと修正方法をフィードバックしてくれます。面倒くさいな…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで指摘される事項は結局WindowsストアでもFailの元になってしまう可能性があるので、受講しておいた方がよいでしょう。AELの受講は、
- 日本マイクロソフトの品川オフィスに来ていただく
- オンラインで遠隔地で受けていただく
- メールで送って指摘事項をメールでフィードバック
から選択できるので、状況に合わせて活用してくださいね。
指摘事項を修正し終わったら、いよいよWindowsストアへのアプリの登録です。アプリの提出方法は、
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/apps/hh923028.aspx
に書いてあるので、その説明に従ってください。開発者登録からアプリの提出までは、Visual Studio 2012のメニューの”ストアー”から作業ポータルを開くことができます。
※Express Editionの場合”ストア”メニューはトップメニューに、有償版の場合”プロジェクト”メニューの下にあります。
あとは審査が通れば公開完了です。
皆さん、素敵なアプリをお待ちしています。