Microsoft Dynamics CRM 2016 – 次世代のインテリジェントな顧客エンゲージメントの提供
※2015 年 10 月 5 日 リリースプレビューガイドのリンクを日本語版に変更しました。
みなさん、こんにちは。
先日 Bob Stutz が Microsoft Dynamics CRM 2016 に関する記事を公開しました。
今日はその内容を紹介します。
情報元: Microsoft Dynamics CRM 2016 – Delivering the Next Generation of Intelligent Customer Engagement
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Microsoft Dynamics CRM は今年の会計年度を素晴らしい成長を遂げました。
アナリストレポート (analyst reports) やインダストリーアワード (industry awards)も
我々のマーケットのリーダシップを示しており、強い影響力を増しています。
これはとても喜ばしいことですが、何よりもお客様の生産性を向上できる事が
我々にとってエキサイティングなことです。
Microsoft は、企業の生産性とビジネスプロセスの考え方について再発明する
ことにコミットしており、その結果として Dynamics CRM が生産性ツールと
シームレスに機能するように開発しています。Dynamics CRM Online, Office
365、PowerBI などの生産性ツールは顧客の生産性を向上します。
例えば、米国で最大の鉄鋼関連のプライベート企業である O’Neal Steel は
Dynamics CRM Online と Office 365 を営業で活用して顧客との関係構築や
潜在顧客の管理を行っています。このソリューションで O’Neal Steel は顧客を
一丸管理できるため、すべての従業員は最新で完全な情報に、場所に関わらず
使いなれたソフトウェアからアクセスできます。生産性が向上したことで、
潜在顧客との会話が 2-30% 向上し、結果、セールスの成功率が向上しました。
生産性の向上と成果については以下の記事をご覧ください。
Five Ways Customers Are Getting More Done with Microsoft Sales Productivity Solution
これらの成功は非常に喜ばしいことですが、また始まったばかりです。
本日、次期バージョンの顧客管理ソリューションでる Microsoft Dynamics CRM
2016 を今年の第 4 四半期にリリースすることをアナウンスしました。
我々は Dynamics CRM 2016 を顧客と直接対応する従業員が、日々の活動を
1 つの体験で実行できるようにデザインしています。必須となる基礎的な作業を
行う場合に複数のアプリケーション間を移動するといった、不要であり従業員の
作業集中の妨げとなるタスクを無くしました。無駄な作業時間を削減することで
本当に集中すべき顧客に対する活動に集中できます。
以下の新機能でこのことを可能にしています。
強化された Excel の体験
新しい Excel テンプレートをはじめ、複数のタスクを自動化します。この機能は
組織全体で活用できますが、特に営業の方々はコミッションの計算やセールス
フォーキャストの管理などが容易になるなど恩恵が多くあります。Excel への
エクスポートや切り替えをせずとも、セールスプロセス内で分析やインサイトを
得ることができ、煩雑な多くの手順を省略できます。
次世代の Outlook 向け CRM アプリケーション
電子メールの追跡や担当者の追加に加え、PC、Mac および携帯電話のブラウザ
を利用してレコードの追加を行うことができます。
Office Delve との連携
関連の深い同僚が頻繁に利用している重要なコンテンツを、Office Delve との
連携で見つけることができます。例えば顧客や営業案件に対するプレゼン資料、
提案資料などの発見が容易になります。
アプリケーション間連携
SharePoint、OneDrive for Business、Office 365 グループにストアされている
ドキュメントを CRM レコードの観点から利用できます。アプリケーション間
連携によって、複数の Office アプリケーションを Dynamics CRM 利用中の
ブラウザやモバイルアプリケーションから意識することなく開けます。
例えば iPad 上の PowerPoint や iPhone 上の Word をシームレスに開くことが
出来、ドキュメントを閲覧した後はバックボタンを使うだけで、元の CRM
レコードに自動的に戻ります。
CRM データのドキュメント作成
顧客のサマリーや見積/発注/請求を作るために、手動で CRM データを取得する
必要がなく、ドキュメント生成機能で容易にドキュメントを作成できます。
これらの作業を自動化することで業務効率が向上します。
次世代のコルタナ統合
我々はコルタナ統合を、営業活動、顧客および営業案件に採用します。これに
よりコルタナは営業担当者に最も関連の深い様々な情報を提供します。
百聞は一見にしかずです。是非新機能のデモビデオ(英語)をご覧ください。
ビデオでは営業ドキュメントの作成や拡張された Excel 機能、Outlook 向けの
CRM アプリケーションやコルタナ統合を使って我々の顧客をサポートする
様子をご覧いただけます。これらの機能は Delve やアプリケーション間連携
を紹介しているセールスプロダクティビティビデオ(英語)でもご覧いただけます。
生産性の向上に加えて Microsoft Dynamics CRM 2016 では、インテリジェンスや
モバイル性、サービスの機能向上を含みます。詳細は今後紹介していきますが
以下にハイライトを紹介します。
インテリジェンス
今回のリリースでは、営業、サービルおよびマーケティングに Cortana Analytic
Suite を利用したインテリジェンスを提供します。例えばクロスセルである製品
提案やサポートケースにおける解決策の提案が利用できたり、Microsoft Social
Engagement の感情分析を Azure Machine Learning を利用して分析できます。
また顧客に関わらずすべての業務についてインテリジェントで拝啓を理解した
サポートを提供します。これは活動のサイクル数を減らし、より早く案件獲得
をした組織にとって非常に重要な機能です。
モバイル性
我々は引き続きモバイルアプリケーションに投資をしています。今回のリリース
ではオフライン機能のサポートやタスクベースのアプリケーション、Microsoft
Intune によるモバイルの集中管理やコルタナ統合による CRM データの活用、
ボイスコマンドの利用をサポートします。
サービス
サポート案件を通したカスタマサービス機能の強化を行ってきました。2014 年に
買収した Parature のセルフサービス機能やナレッジ機能との統合もその一つです。
今年の 7 月に FieldOne の取得を行いフィールドサービス機能を顧客サービスの
ポートフォリオに追加しました。今回のリリースではこれらの機能を統合します。
より詳細については今後紹介しますのでご注目ください。
Dynamics CRM 2016 だけでなく、Microsoft Dynamics Marketing や Microsoft
Social Engagement にも引き続き投資しています。例えば SMS をマーケティングの
チャネルに追加したり、ソースと感情分析言語を追加しています。
より詳細はリリースプレビューガイドでご確認いただけます。繰り返しになります
が、今後追加の情報を随時公開してまいりますので、期待してお待ちください。
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- 中村 憲一郎