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Dynamics CRM Online : ドキュメント管理の利用と SharePoint 2013

みなさん、こんにちは。

今日は管理者の方向けの情報として、Microsoft Dynamics CRM
Online と Microsoft SharePoint Online の統合について紹介します。
※設置型でも同様の操作となります。

リストコンポーネント

Microsoft SharePoint との連携には、リストコンポーネントが必要
です。以下のリンクより事前にダウンロードしてください。

Microsoft SharePoint Server 2010 用および Microsoft SharePoint Server 2013 用の
Microsoft Dynamics CRM 2011 リスト コンポーネント (複数ブラウザー対応)
https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=5283

Microsoft SharePoint Online との統合

以下の手順でコンポーネントのインストールと有効化を行います。

1. 上記リンクより CRM2011-SharePointList2013-JPN-amd64.exe を
ダウンロードします。

2. ダウンロードしたファイルを実行します。セットアップウィザードが
表示されるので、任意のフォルダを指定して実行します。

3. Microsoft SharePoint Online へブラウザで接続します。

4. 画面右上にある設定アイコンをクリックし、サイトの設定をクリックします。

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5. Web デザイナー ギャラリーよりソリューションをクリックします。

6. ソリューションのアップロードをクリックします。

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7. リストコンポーネントを解凍したフォルダより crmlistcomponent.wsp
を選択して OK をクリックします。

8. アクティブ化をクリックします。

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9. 一覧に戻ります。登録したリストコンポーネントの状態がアクティブに
なっていればインストール完了です。

10. 次に Microsoft Dynamics CRM 2011/Online に接続します。

11. 設定 | ドキュメント管理よりドキュメント管理設定をクリックします。

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12. ドキュメント管理を行いたいエンティティを選択し、URL に先ほど
リストコンポーネントを登録した SharePoint のアドレスを指定します。
次へをクリックします。

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13. フォルダー構造の選択を行います。もしリストコンポーネントが
インストールされていない旨のエラーが出た場合、Microsoft Dynamics
CRM Online および SharePoint Online の URL を信頼済みサイトに登録
してから、再度実行してください。

14. 今回は既定のオプションのまま次へをクリックします。実際は
任意の設定を行ってください。

15. ドキュメントライブラリが作成される旨メッセージが出ます。
OK をクリックします。

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16. 上記で選択したエンティティ用のライブラリが作成されます。
完了をクリックします。

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17. 設定 | ドキュメント管理より SharePoint サイトをクリックします。

18. URL に指定したサイトが登録されていることを確認します。

動作確認

1. ドキュメント管理を有効にしたエンティティでレコードを開きます。

2. ナビゲーションよりドキュメントをクリックします。
※初めて開く場合は少し時間がかかります。

3. フォルダ作成のメッセージが出ますので、OK をクリックします。

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4. ドキュメント管理の画面が表示されれば完了です。

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5. 任意のドキュメントを保存します。

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6. SharePoint を開くリンクをクリックします。SharePoint でも
アップロードした資料が確認できます。

まとめ

Microsoft Dynamics CRM と SharePoint の統合は、オンライン、
設置型に関わらず利用が可能ですが、Office 365 を利用している
場合、より容易に設定が行えますので、是非お試しください。

‐ Dynamics CRM サポート 中村 憲一郎