Dynamics CRM 次期リリースにおける、サポートされる構成の情報
みなさん、こんにちは。
今回は次期バージョンの Microsoft Dynamics CRM における、サポート
される構成に ついての情報をお知らせをお届けします。
※次期バージョンとは次のメジャーアップグレードバージョンであり、
近日公開予定の Microsoft Dynamics CRM 2013 Service Pack 1 および
Microsoft Dynamics CRM Online Spring '14 とは異なります。
情報元: Important information about supported configurations in the next release for CRM
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間もなく Microsoft Dynamics CRM 2013 Service Pack 1 および Microsoft
Dynamics CRM Online Spring '14 がリリースされますが、今回は次期
リリースについてのお知らせです。
これまでのリリース同様、最新の技術や製品に対応すべくサポートされる
スタックの変更 が行わえる予定です。
サポートされるプラットフォームの変更
次期リリースでは、以下の変更が予定されています。
以下のオペレーティングシステムがサポートされる構成から除外されます。
・Windows Server 2008
・Windows Server 2008 R2
・Windows Small Business Server (All versions)
以下の SQL Server がサポートされる構成から除外されます。
・Microsoft SQL Server 2008
・Microsoft SQL Server 2008 R2
以下の製品が Outlook 用 Microsoft Dynamics CRM のサポートされる構成
から除外されます。
・Windows Vista
・Windows Server 2008 Remote Desktop Services
・Microsoft Office 2007
現時点では、Microsoft Dynamics CRM Server は以下プラットフォーム
のみサポート予定です。
・Windows Server 2012
・Windows Server 2012 R2
・SQL Server 2012
SQL Server 2014 のサポートは引き続き検討中ですが、未定です。
サポートされるアプリケーション機能の変更
クライアント API (JavaScript)
以下の クライアント SDK API が削除されます。
・GetServerUrl()
・IsOutLookClient()
・IsOutlookOnline()
上記 API を利用している場合、アップグレードに動作しなくなりますので、
スクリプトの改修をご検討ください。
・GetFormType() の戻り値から ReadOnly および CRM 4.0 QuickForm
タイプを削除
すでに Microsoft Dynaimcs CRM 2013 では利用しない値のため、この変更
による影響はないと考えています。
コードの改修については以下のリンクを参考にしてください。(英語)
Client-side Context Reference for CRM 2013
フォームの変更
以下のフォームタイプが削除されます。
・読み取り最適化フォーム
・Microsoft Dynamics CRM 2011 から Microsoft Dynamics CRM 2013 へ
アップグレードされたフォーム
上記の変更のため、次期リリースに移行する前に、全てのフォームを
Microsoft Dynamics CRM 2013 フォームに移行してください。
エンティティ
製品におけるキットタイプの互換性維持がなくなります。次期製品では
基本的なテストのみ行い、それ以降の製品で削除される予定です。
テーブルの統合について
テーブルはすべて統合された状態となります。Microsoft Dynamics CRM
2013 の時のように統合をスキップすることはできません。
電子メールルーター
Exchange Server 2007 への互換性維持がなくなります。次期製品では
基本的なテストのみ行いそれ以降の製品でサポートが削除される予定です。
ブラウザ
以下のブラウザがサポート対象外となります。
・Internet Explorer 8
・Internet Explorer 9
上記ブラウザを利用した場合、Microsoft Dynamics CRM for phones に
リダイレクトされることはなく、引き続き通常の画面へと遷移しますが、
最適な体験を提供できない可能性があり、問題が発生した場合もサポート
されているブラウザで再現するかをまず確認する必要があります。
2007 SDK SOAP エンドポイント
こちらのエンドポイントは完全に削除されます。
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まとめ
次期製品についての情報は、こちらのブログでも随時提供していきます。
まだ出荷次期や機能の詳細などの情報はございませんが、まずは現在
利用してる環境が次期バージョンに対応しているかご確認いただき、
対応していない場合は、構成変更の予定を是非ご検討ください。
- 中村 憲一郎