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OneDrive for Business のユーザー エクスペリエンスが向上

(この記事は 2014 年 5 月 13 日に Office Blogs に投稿された記事 OneDrive for Business updates user experience および OneDrive Blog に投稿された記事 OneDrive for Business updates user experience および の翻訳をもとに独自に編集したものです。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)

 

3 月に開催された SharePoint Conference 2014 で、マイクロソフトは、Office 365 の OneDrive for Business に「近いうちに」便利な機能を追加することを発表しました。それから 2 か月がたち、このたび、シンプルなコントロール、サイト フォルダー、より高度な検索といった、ユーザー エクスペリエンスを刷新、改良する新機能のロールアウトを開始しました。

  • シンプルなコントロール: 新規作成、アップロード、同期、編集、管理、共有を行う新しいボタンが導入され、最も一般的な操作を簡単に実行できるようになります。
  • サイト フォルダー: フォローしている SharePoint サイトのドキュメントライブラリを、OneDrive for Business のメインの Web ビュー内から直接表示できます。
  • より高度な検索: 検索範囲が、共有ドキュメントやサイト フォルダー、OneDrive for business 内の個人のドキュメントにまで拡大され、よりすばやくドキュメントを見つけられるようになります。
  • その他にも、ユーザー インターフェイスの改良が行われました。

Office 365 の上部のナビゲーションにある [OneDrive] をクリックすると、OneDrive for Business の新しい Web インターフェイスが表示されます。

OneDrive for Business のユーザー エクスペリエンスは、シンプルでわかりやすく直観的に利用でき、どのデバイスでも操作性が一貫していることが求められます。また、業界最高レベルの保存機能、同期機能、共有機能が備わり、最適な環境で作業を効率的に進められるものであることも必要です。この 2 点を実現するためには、皆様が主に使用するドキュメント共同作業インターフェイスを改良し続けることが重要だとマイクロソフトは考えています。

 

それでは最新の機能強化の詳細についてご説明しましょう。

 

シンプルな操作

OneDrive for Business で最も一般的な操作がさらに簡単になりました。ドキュメントの新規作成、アップロード、同期、編集、管理、共有を行うためのコントロールがよりシンプルになり、個人用作業ドキュメントのフォルダーのすぐ上に表示されるようになりました。1 回のクリックまたはタッチで、Office ドキュメントの新規作成、ファイルのアップロード、ファイルをオフラインで利用するための同期の開始、社内外でのファイル共有などを行うことができます。このシンプルなコントロールは、すばやい操作を実現するために設計され、チーム サイトのドキュメント ライブラリでも表示されます。ドキュメントの作成、アップロード、同期をどこから行う場合でも、クリックまたはタッチでこの新しいエクスペリエンスをご利用いただけます。

 

新しいシンプルなコントロールでは、OneDrive for Business でのドキュメントの操作や管理をすばやく行うことができます。

 

サイト フォルダー

SharePoint Online サイトはフォローすることができます。この機能は、最初にリリースされた SharePoint 2013 の機能の中でも特にお気に入りです。サイトをフォローする一番の目的は、自分や他のユーザーがそのサイトで管理しているコンテンツを利用しやすくするためではないかと思います。ここで役に立つのが、新しいサイト フォルダーです。OneDrive for Business のメインの Web ビューにサイト フォルダーへのリンクが追加され、フォローしているサイト内のドキュメント ライブラリに直接アクセスできるようになりました。これによって、わずか数回のクリックで必要なコンテンツに OneDrive for Business から直接アクセスすることができます。

 

OneDrive for Business さえあれば、自分のドキュメントとチーム サイト上で共有されているドキュメントの両方を活用できるだけでなく、管理もその場所で行えるようになりました。

 

サイト フォルダーは、フォローしている SharePoint Online サイト内でドキュメント ライブラリとして表示されます。

 

高度な検索

検索機能が強化され、テキストを入力し始めると同時に検索が開始されるようになりました。OneDrive for Business の新しい検索ボックスに追加された高度な機能によって、テキストを入力していくと、共有ドキュメントや、深い階層下のフォルダーに保存しておいたドキュメントまでも検索結果に表示されるようになりました。探しているファイルを見つけることと同じくらい重要なのが、その検索結果から直接ファイルを共有できることです。下のスクリーンショットに写っている丸い共有アイコンを使って共有できるようになっています。

 

OneDrive for Business の検索ボックスの対象範囲は、自分と共有されているコンテンツ、ドキュメント、フォルダー、および自分のサイト フォルダー内にあるファイルです。つまり、自分の最も近くにあり、最も関連性の高いファイルをはるかに短時間で見つけられるようになりました。

 

このスクリーンショットを見てお気付きかと思いますが、検索ボックスの位置はこれまでの右上から左上に移動しました。Office 365 全体の一貫性を高めるために、このように変更されました。これで、お客様の環境のほぼすべての Office 365 ページで検索ボックスが左上に表示され、そこから電子メール、予定表、連絡先、コンテンツを検索できるようになっています。

 

OneDrive for Business の検索ボックスの機能が強化され、操作性も向上しました。

 

ユーザー インターフェイスに関するその他の改良点

今回は、OneDrive for Business の外観にも変更が加えられました。たとえば、プロフィール写真の表示です。ユーザーを検索する機能を使ってあるユーザーを検索すると、最初にそのユーザーのメイン ページが見つかり、そこにプロフィール写真も表示されるようになります (ユーザーのメイン ページにも改良が加えられ、そのユーザーと自分が共通でフォローしているドキュメントやユーザーが表示されるようになっています。下のスクリーンショットのように、一部の変更点については、使い方のヒントがポップアップ表示されるため便利です)。プロフィール写真は近日中に上部のグローバル ナビゲーション バーの一部となり、Office 365 全体にわたって表示されるようになります。メモ: プロフィール写真は、OneDrive for Business の Web ユーザー インターフェイスの左上部分には表示されなくなります。

 

「自分について」のページには引き続きプロフィール写真が表示されます。また、検索を実行したユーザーと共通のドキュメントとユーザーも表示されます。

もう 1 つの改良点としては、OneDrive for Business のごみ箱を見つけやすくし、使い勝手も向上させました。今後ごみ箱は、OneDrive for Business の Web ビューの左側にあるナビゲーション領域に表示されるようになります。

 

マイクロソフトでは引き続きユーザーの皆様のご意見に耳を傾けながら、最適な使いやすさを目指してユーザー エクスペリエンスを刷新してまいります。ぜひこちらの Twitter や Facebook をチェックしていただき、皆様のご意見をお聞かせください。今回リリースされた機能をファイルの保存、同期、共有に存分にご活用ください。

 

 

よく寄せられる質問

Q: OneDrive for Business に今回の変更が適用されるのはいつですか。

A: マイクロソフトでは現在、これらの変更を世界中で順次適用しています。この作業は、今後数週間にわたって行われる予定です。なお、Office 365 における各種ファーム、テナント、ユーザーの更新方法によっては、同じ企業のテナントのユーザーであっても、変更が適用されるタイミングが異なる可能性があります。

 

Q: 今回の OneDrive for Business の機能強化は、Office 365 のどのプランに適用されますか。

A: 今回の変更内容は、Office 365 のすべてのビジネス向けプランに適用されます。具体的には、Office 365 Small Business (P1)、Office 365 Small Business Premium (P2)、Office 365 Midsize Business、Office 365 Enterprise E1/E3/E4、Office 365 Education A2/A3/A4、政府機関向け Office 365 Enterprise E1/E3/E4 の各プランが対象となります。

 

Q. 今回の発表内容は、OneDrive のコンシューマー ユーザーにも適用されますか。

A: いいえ。この記事の内容は OneDrive のコンシューマー向けサービスには適用されず、Office 365 に含まれる OneDrive for Business サービスにのみ該当します。

 

Q. 今回の発表内容は、政府機関向け Office 365 Enterprise プランの利用者にも適用されますか。

A: はい。この記事の内容は政府機関向け Office 365 Enterprise E1/E3/E4 にも適用されます。これは、今回の内容がユーザー インターフェイスの改良であり、基盤となるデータ インフラストラクチャを変更するものではないためです。

Q. 今回の発表内容は、Office 365 Dedicated プランの利用者にも適用されますか。

A. いいえ。Office 365 Dedicated プランは、独立した別のインフラストラクチャで管理されているため、今回の発表内容は適用されません。