クラウドの内部からの話題
(この記事は 2014 年 5 月 12 日に Office Blogs に投稿された記事 From inside the cloud の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
今回は、Office サービスおよびサーバー担当コーポレート バイス プレジデントの Rajesh Jha と、Office プロダクト マネージメント担当ゼネラル マネージャーの Julia White が執筆した記事をご紹介します。
Office 365 セキュリティ センターではこれまでも、マイクロソフトによる Office 365 の運用方法や、お客様データのプライバシー、セキュリティ、コンプライアンスといった要件への取り組みについて、オープンかつ透明性の高い形で情報を公開してまいりました。そしてこのたび、Office 365 セキュリティ センターが大幅に更新され、お客様にさらに役立つ情報をお届けし、理解をいっそう深めていただけるようになりました。
今回のセキュリティ センターの更新において重要なポイントとなるのが、「クラウドの内部からの話題」という一連の新しいビデオとブログです。このシリーズでは、マイクロソフトが Office 365 をどのように設計し、どのように管理しているのか、そのしくみについてサービスの構築や運用を担当するエンジニアから直接話を聞いています。
ビジネス クリティカルなサービスのためにどのクラウド サービスを採用するにしても、もちろん徹底した精査や適切な評価が求められますが、最終的に問われるのは、信頼性です。信頼性は、あらゆる健全なパートナーシップにおいて不可欠であり、また、積極的に獲得しなければならないものだとマイクロソフトは認識しています。新しい「クラウドの内部からの話題」シリーズは、この点を考慮して企画されているため、Office 365 の詳細情報について各分野のエキスパート本人がご説明することに重点を置き、お客様から信頼していただける情報を提供できるように取り組んでいます。
最初のビデオ「Office 365 を信頼する理由」では、お客様がクラウド サービスに求める基本的なご要望についてお話しします。
[View:https://youtu.be/sAaO_maYowY:0:0]
お客様は、クラウド サービス プロバイダーを選定する際に、自分のデータを自分だけが所有し、移行前と同様にデータを完全に把握、制御できるようなクラウド サービスを求めています。マイクロソフトでは、お客様ご自身がデータを所有したいというこの重要なご要望を基に、Office 365 の構築および運用におけるエンジニアリングの原則を定めました。こうした原則には、データがどこに格納され、そのデータにだれがアクセスできるかをお客様が把握できるようにすることや、お客様が Office 365 の使用をやめる場合にすべてのデータを抽出できるようにすることなどが盛り込まれています。
Office 365 を信頼していただくには、データの帰属先についても重要ですが、セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスといった要素が欠かせません。そして、多種多様なお客様がいらっしゃるため、業界や地域などによっても異なるお客様固有のニーズを Office 365 が満たすことができるという保証も必要です。
2 番目のビデオでは、格納中のデータの保護方法というセキュリティ上の重要なトピックについて、Vivek Sharma がご説明しています。
[View:https://youtu.be/S4QqQG8tTSg:0:0]
マイクロソフトでは今後、データ帰属先やセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスに関するその他のトピックを取り上げていく予定です。トピックの例としては、Office 365 に格納したデータにアクセスできるのはだれか、データを所有するとはどういうことか、送信中のデータは安全なのか、Office 365 はお客様固有のコンプライアンス ニーズにどのように応えることができるのか、などがあります。
また、他にも詳しく知りたいトピックがありましたら、ぜひお知らせください。マイクロソフトでは、お客様からのご意見を参考に、「クラウドの内部からの話題」シリーズでさまざまなトピックを取り上げてまいります。
Office 365 セキュリティ センターでは、コンプライアンスまたはセキュリティを担当されていて具体的な要件を確認する必要のある方にも、詳細情報を参照したい方にも、お役に立つ情報が公開されています。ぜひ、ブックマークに登録していただけると幸いです。
– Rajesh Jha、Julia White