健康関連コンテンツ配信企業、モバイル ワークスタイル実現のために Google から Office 365 へ移行
Aisle7は、小売店での健康関連商品の販売におけるマーケティング サービスを提供しています。同社は、2009 年にオンプレミスのMicrosoft Exchange Server ソリューションから Google Apps Premier Edition に乗り換えましたが、その 9 か月後にGoogle ソリューションの利用停止を決定しました。先日、Aisle7 の IT ディレクターを務める Jake Harris 氏に、MicrosoftOffice 365 を採用するまでに同社がたどった経緯を伺いました。
Q: Aisle7 について、教えてください。
Jake Harris: Aisle7 は、「適切な情報を得ている消費者が、健全な消費者である」という理念の下に創設されました。当社の目標は、小売店のお客様の各店舗に顧客を呼び込み、売り上げを増加させることです。食品販売店のお客様には、信頼性の高い健康関連コンテンツを顧客に提供するために当社製品をお選びいただいており、情報Web サイト、携帯電話、店内のキオスク端末、ソーシャル メディアなど、顧客の目につくあらゆる場所に Aisle7 のソリューションを実装しています。
Q: 電子メールソリューションをクラウドベースのサービスに移行した理由を聞かせてください。
Harris: Aisle7 は、モビリティを中心とした現代的なワーク スタイルを常に推進してきました。28 名の従業員のうち、ほぼ 4 分の1 が自宅などオフィスの外で仕事をしています。当社では、仕事と家庭のバランスを取ることが大切であり、また、通勤は環境に悪影響を与えると考えています。このため、従業員が場所を選ばずに生産性を発揮できるツールを常に模索しています。
Q: クラウドベースのビジネス生産性サービスのベンダーとしてマイクロソフトを選択するにあたって、どのような条件を考慮しましたか。
Harris: Google 製品を使用した経験から得た教訓を活かしました。クラウドベースのビジネス ツールを模索している中で、一般向けのツールではなく、作業環境を想定して設計されたものでなければならないと気付いたのです。Aisle7には、当社の成長と共に進化し続ける製品、そして当社の長期的な成長について考えてくれるビジネス パートナーが必要でした。
Q: Office 365 を導入したことで、 Aisle7 で働く皆さんのワークスタイルはどのように変化しましたか。
Harris: Google から Microsoft Office 365 に移行し、成長中の企業のニーズに合わせて設計された、革新的なコミュニケーション製品およびコラボレーション製品のスイートにアクセスできるようになりました。当社では多数の従業員がオフィスの外で働いているため、Exchange
Online の強力な Web メール インターフェイスには特に期待が集まっていて、今後、外出中の生産性がさらに向上されると考えています。Outlook Web App は、タブレットやスマート フォンの画面サイズに合わせてユーザー インターフェイスのサイズを自動的に変更するため、どのデバイスでも作業をしやすくなっています。SkyDrive Pro では、SharePoint ライブラリと自動で同期されるので、常に最新バージョンのファイルにアクセスして、ドキュメントを編集、共同作業することが可能です。
Q: Office 365 で得られた最大のメリットは何ですか。
Harris: 当社ではそれぞれが異なる場所で働いているため、社内のソーシャル プラットフォームとして、SharePoint Online のソーシャル機能に大きな期待を寄せていました。この機能では、各個人が何をしているかを共有するためのニュースフィードを、チームサイトとグローバルの両方で設定でき、私たちにとってまったく新しい職場環境を作り出してくれます。
また、リモートでのサポートを改善するために、Lync Online のデスクトップ共有機能の使用を既に開始しています。他のユーザーに画面を共有するように依頼すると、数秒後にはそのユーザーのコンピューターを操作して、問題を解決することができます。これにより、問題解決の効率が約25% 向上しました。これは、Office 365 がいかにこの作業環境に適したツールであるかを示す、良い例だと思います。
マイクロソフトのサイトで、この記事の全文 (英語) をお読みいただけます。また、Why Microsoft (英語) で、Jake Harris 氏の事例のように、実際にあった成功事例をご紹介してます。