Windows Azure 管理ポータルの機能強化 ~2012年10-11月アップデートまとめ
先日、Windows Azure 管理ポータル (manage.windowsazure.com) で日本語が利用可能になりましたが、他にも便利な機能が追加、アップデートされています。
6 か国語のサポート
日本語のサポートと同時にドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語も利用できるようになり、英語と合わせて 6 か国語で利用可能になりました。
操作ログの取得
Windows Azure クラウドサービスやストレージに対する操作 (サービス作成やデプロイなど)のログがサブスクリプション別に簡単に抽出できます。
Windows Azure SQL データベースの稼働状況ダッシュボード
コンピューティングサービス (クラウドサービス、Webサイト、仮想マシン) と同様に、SQL データベースの稼働状況を確認できるダッシュボードが利用できるようになりました。
Windows Azure 仮想マシンの Quick Create オプション
予め用意されているVMイメージを利用するギャラリーにも、"Quick Create (簡易作成)" のオプションが追加され、仮想マシンの作成ステップが簡易になりました。仮想マシンのイメージ(VHD) を配置する ストレージを指定したい場合は従来のギャラリーからの作成を行って下さい。
全てのデータセンターにおける Windows Azure Web サイトの作成
東アジアを含む、すべてのデータセンターで Windows Azure Web サイトのサービスを利用できるようになりました。また、Private GitHub、BitBucket レポジトトリからのデプロイがサポートされました。
なお、先日より PHP5.4 がサポートされ、管理ポータルから設定可能です。
Windows Azure クラウドサービス のデプロイ機能強化
Visual Studio などのツールを利用するのではなく、管理ポータルからパッケージファイルをデプロイする場合、ローカル環境の他に、Windows Azure ストレージを指定してデプロイすることが可能になりました。
なお、Windows Azure クラウドサービスのロール内の分散キャッシュ(Dedicated Cache) を使用している際、構成などの変更が管理ポータルから操作可能になります。
Windows Azure メディアサービス の強化
Windows Azure メディアサービスによる コンテンツのアップロード、エンコーディング、発行が管理ポータルで行えるようになりました。エンコーディングは、PC向け(Sliverlight/Flash)、HTML5(IE/Chrome/Safari)、iOS 向けの3種類が用意されており、発行すると 公開URLからすぐコンテンツを配信できます。
Windows Azure 仮想ネットワークの Quick Create オプション
仮想ネットワークにも "Quick Create" による作成が追加されました。
Windows Azure ストレージの独自ドメインの設定
Windows Azure ストレージはドメイン名が xxx.blob.core.windows.net でしたが、その代わりにカスタムドメイン(CNAME) を設定することが可能になりました。
ScottGu's Blog > More Great Improvements to the Windows Azure Management Portal