Azure Bot Service からノンコーディングで SNS に接続する ~ Bot Channel に LINE 追加
Azure Bot Service で作成した (または Bot Registration されている Bot Framework ベースの) チャットボットアプリ には、Skype や Microsoft Teams、Slack などへ接続できるチャンネルが用意されています。この度 LINE チャンネルが追加され、日本で利用者の多い SNS ツールへのリーチが広がりました。
公式ドキュメントの手順書はこちら:
docs.microsoft.com > Azure Bot Service > ボットを LINE に接続する
さらに詳しい手順はこちら:
祝 LINE チャンネル追加!Azure Bot Service で翻訳チャットボット作成 (1)Azure Bot Service から LINE 接続 編
Azure Bot Service の利点
Azure Bot Service に用意されているテンプレートでチャットボットを簡単作成
Azure Bot Service にはいくつかのテンプレートが用意されており、これを利用すると簡単にチャットボット本体を作成できます。
最近 Preview で公開された Healthcare Bot は、病院や医師の検索や予約、保険請求などのシナリオをサポートするチャットボットのテンプレートがカスタマイズ可能で用意されています。(残念ながら日本はロケーション未対応ですが...。)
Bot Framework ベースのアプリケーションでより高度で複雑な会話を構成
チャットボットとしての入出力を司るアプリケーション部分は、Bot Framework をベースとする C# / Node.js / TypeScript / Java / Python の Web アプリであり、Cognitive Services などのマイクロソフトのテクノロジーはもちろんのこと、他社 Web サービスと連携するなど、ご自身で自由に拡張ができます。
Bot Framework 側に会話のフローやネストを構成 (Dialog Flow) したり、ユーザー情報や状態 (State)、ログ情報を収集したりする仕組みなど、チャットボットに必要な構成を構築できるフレームワークが用意されています。
ひとつのアプリから複数のツールにノンコーディングで接続できるチャンネル
自分でその接続部分を構築しなくとも、設定するだけで、今利用している (または利用を広げたい) クライアントツールに接続できるのは大きな利点です。
2019/3 現在提供されているチャンネルは以下の通りです:
- Web Chat
- ブラウザーベース、iframe で Web ページに貼り付け可能
- Cortana
- スキルとして Cortana クライアントから呼び出し可能
- SNS クライアントツール
- Facebook, GroupMe, Kik, LINE, Skype for Business, Microsoft Teams, Skype, Slack, Telegram, Twilio
- Direct Line
- Web API として会話の入出力が可能
例えば、Web Chat と LINE アプリから同じBot アプリを利用可能です