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2012 年米国大統領選を Windows Azure がサポート~投票所検索ツール&オンライン投票システム

少し前のお話になりますが、2012 年秋の米国大統領選挙を支えるインフラとして、Windows Azure が活躍していました。

Windows Azure と Bing Maps による投票所検索ツール "Polling Place Locator"

非営利団体の The Pew Charitable Trusts (ピュー慈善財団) の調査により、投票に行かなかった理由として 「投票所が分からなかった」という問題が浮き彫りとなり、その問題を解決するために発足した、Voting Information Project にマイクロソフトも参画、Windows Azure および Big Maps を活用して Polling Place Locator Tool (投票所検索ツール) を構築しました。投票者として居住登録されている住所を入力すると、最寄の投票所を表示するツールで、投票期限や候補者名・施策案を表示させたり、州や地域の選挙管理委員会への連絡先を掲載したりすることもできます。

2012 年の大統領選挙に向けて、Polling Place Locator は Location Widgets として機能強化され、Facebook や MSN、Bing、そして他の Web サイトでも利用できるようになりました。こちらは投票日 3 日前から当日まで、ページビューは 320 万、同時接続数は可用性 100% で 21,000 を記録しました。

Windows Azure による不在者投票ツール "LiveBallot"

軍事関係者や海外居住者など、海外で投票日を迎える米国国民が投票を行うには、居住地から投票用紙を受領して返送する必要がありましたが、郵送の遅れから期日に間に合わないケースも発生していました。その解決策として、オンライン投票を推進する Democracy Live とマイクロソフトが、不在者投票をサポートする LiveBallot を Windows Azure 上に構築しました。

投票者が居住地のある州の Web サイトでログインを行って ID認証を行うと、LiveBallot が投票者にそれぞれの地域に適切な電子投票用紙を発行、投票用紙への記入および投票までのトラッキングを行います。

投票当日の報道を支える Windows Azure

もちろん投票日当日も Windows Azure が活躍していました。

BPro Inc による、オンプレミスと Windows Azure、Windows Azure SQL データベース を連携した ハイブリッドクラウドで構築された Central Election Night Reporting System により、サウスダコタ / バーモント / ネブラスカ / バージニア の 5 つの州や、他の州の County (郡) の Web サイトの速報を支えました。また、コネチカット州では PCC Technology Group、フロリダ / ルイジアナ州ではマイクロソフトによる Windows Azure で構築された 選挙速報ソリューションが活用されました。 

 

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